海洋汚染だけでなく空気汚染までも影響が拡大中。食い止めたい→南区でも一部プラスチック製品を回収中です
福岡市南区の旬な情報を発信中! 号外NETライターのいもひこです。
2022年5月より、福岡市にて「プラスチック素材のみでできたプラスチック製品」の回収が開始されたのをご存知でしょうか?
今までは、福岡市ではプラスチック製品は基本的に可燃物ゴミとして出していて、つまり「プラスチックゴミは燃やして処分」という事だったんですよね。
「プラスチック製品回収モデル事業」の実施
プラスチック資源循環の促進に関する法律「プラスチック資源循環法」が2022年4月に施行され、福岡市でも「プラスチック製品回収モデル事業」の実施を2022年5月より開始しています。
海洋などのプラスチックによる汚染の拡大が契機
以前から問題になっていますが、廃棄されたプラスチックごみは半永久的に分解されず、海を浮遊し海洋生物などに被害を与えているという「海洋プラスチックごみ問題」がありますね。
そして、最近ではプラスチックごみがマイクロプラスチック化し(直径5mm以下のプラスチックをマイクロプラスチックというそうです)、肉眼では確認しづらい大きさまで小さくなる事で、今度は空気にまで浮遊し人体にも悪影響を及ぼす懸念が広がっているそうですね。
その他、気候変動問題などへの対応を契機として、プラスチックの資源循環を推進する重要性が高まり今回の「プラスチック資源循環法」が施行されたそうです。
「100年後、地球はどうなってしまうのだろう?」と、近年の異常気象などの環境問題については気になっている筆者。まずはできる事から考えよう! ということで、「プラスチック製品回収モデル事業」について調べてみました。
回収するプラスチック製品はどんなもの?
福岡市役所・環境局の公式サイトによると、「プラスチック素材のみ」でできたもので一辺の長さが50cm未満のものが対象で、指定20品目は、リサイクルボックスで回収してくれるそうです。
プラスチック製品の出し方
袋に入れずにそのまま出してください。(数が多い場合は、袋に入れていただいても構いません。)
汚れている場合は水洗いして汚れを落としてください。
※指定品目以外のものや、一辺の長さが50cm以上のもの、汚れがひどいものについては、受け付けることができません。(受付を断り、持ち帰りいただくことになります。)
南区は南市民センターにて回収されています
南区では南市民センターに設置されている「資源回収ボックス」にて回収しています。
<市内9か所の公共施設の資源物回収ボックスは以下のとおり>
東区役所・城南区役所・早良区役所・西区役所・西部出張所・入部出張所
博多市民センター・南市民センター・中央体育館
実施期間及び受付時間
実施期間:2022年5月23日(月)~2023年3月31日(金)
受付時間:毎日 午前9時~午後5時 ※年末年始(12月29日~1月3日)は休み
<注意>上記指定20品目であっても次のものは出せません
プラスチックと金属や木材、ゴム等の複数の素材で構成されているもの。
一辺の長さが50cm以上のもの。
汚れがひどいもの。(汚れたままではリサイクルすることができません。)
会社や商店など事業所から出されたもの(家庭から出されるプラスチックが対象です。)
<注意>上記指定20品目以外のものは出せません!
プラスチック製容器包装は対象外です。
<プラスチック製容器包装の一例>
シャンプーなどのボトル
卵のパック
ラーメンなどのカップ
食用油などの容器
マヨネーズなどのチューブ など
プラスチック製品回収モデル事業チラシはコチラから御確認ください。
古着・古布の回収も行っています!
南市民センターでは「古着・古布」を回収しています。回収した古着は処理工場でリサイクル処理を行い、自動車の内装材として使用されているそうですよ。
回収できる古着は何?
回収できるものは「シャツ・ポロシャツ・Tシャツ・スーツ・作業服・デニム」などの古着、「タオル・シーツ・ハンカチ」などの古布です。(※洗濯して乾かしたもの)
回収できないものは何?
回収できないものは、ダウンジャケットや布団などの「中綿形状」や着物などの「厚手の生地」、ジャージなどの「伸縮素材のもの」、フリースウェアなどの「合成繊維」、その他下着などのものだそうですよ。
リサイクルボックスには担当の方がいらっしゃるので、不明な場合はその場で教えて頂けるので、聞いてみて下さいね。
南市民センター
住所:〒815-0032 福岡県福岡市南区塩原2丁目8−2