増税貧乏にならないために。買い溜めの影響から今やりたい家計の見直し

写真はイメージ(写真:アフロ)

2019年10月1日に消費税が10%増税されることに伴い、前回の2014年4月の8%増税と同様に駆け込み消費も行われたようです。メディアでも日付が変わる前に食品を駆け込む主婦の姿やガソリンスタンドに並ぶ人の姿が報道されていました。しかし、消費を先食いすると後から家計が苦しくなります。消費増税貧乏にならないようにこのタイミングで家計を見直しておきましょう。

総務省の家計調査(平成29年度)のデータを参考に月の消費支出別に負担がどれくらい増えるのか試算したところ、消費税が2%上がると多くの家庭では月3000以上の負担増が予測されます。消費税は国内でモノやサービスを購入する際に、家賃や住宅ローン、保険料、健康保険の対象となる医療費や出産費用、軽減税率の対象となっている食品や飲料や一部の紙の新聞など政策的な配慮のある一部の支出を除いてはほとんどのケースでかかるからです。

節約は固定費の見直しから考える

この負担をどのようにやりくりさせればよいかというと、まずは固定費の見直しが考えられます。住宅ローンの借り換え、保険の見直し、電気やガスや携帯電話などの見直し有効です。また、家計簿や銀行の明細などを今まで以上によく確認をして無自覚な支出をチェックしましょう。ふるさと納税などを活用させて節税を考えるのも有効でしょう。また、10月から3~5歳の子どもの幼稚園保育園などの利用料が無償になります(一部対象外の施設もあり)。

キャッシュレス還元によって負担を緩和

増税のタイミングで消費者に最大5%が還元される「ポイント還元制度」が始まります。キャッシュレス決済にすると、5%(中小)、2%(フランチャイズ)、還元なし(大手)の3種類が混在しています。2020年6月までの期間限定ではありますが、キャッシュレス決済にしている人は身の回りの細かいものに関しては実は6月までは駆け込めたわけです。

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現金で払うか、クレジットカードで払うかで数パーセントの違いが発生するので大きいです。子どもにも電子マネーを渡すというのは子どもの年齢によって議論にもなりますが、必要な額をその都度チャージさせるなどで子どもも慣れていく必要が出てくるかもしれません。ネットに強くないという高齢世帯も交通系ICカードの事前登録など還元を受けられるようにしたいところです。

キャッシュレスに合わせて家計管理を

キャッシュレスによってこれまで以上にポイント還元や値引きを受けられる可能性があります。ただし、クレジットカード払いにすると消費が増えるというデータもたくさんあります。後払いで手元に現金が残るからです。キャッシュレスだと消費に対する痛みが伴いにくいという理由もあります。家計簿や家計管理サービスなどで月に一度は支出を確認してこれまで以上に家計管理を徹底させましょう。

また、明細にもしっかりと目を通し、見に覚えのない支出がないか確認をしましょう。稀に不正使用もあるからです。キャッシュレスにすることによって、無自覚な支出も全てあぶり出せることができるのはメリットです。全て記録に残すことによって自然と支出がセーブできるようにできるとよいですね。