■ゆか「後方伸身宙返り4回ひねり」と跳馬「伸身ユルチェンコ3回ひねり」

日本史上最年少の17歳で体操世界選手権(30日開幕、ベルギー・アントワープ)に出場する白井健三(岸根高校2年、鶴見ジュニア体操クラブ)が、ゆかと跳馬の2種目で国際体操連盟(FIG)に新技申請をした。

ゆかの技はF難度の「後方伸身宙返り4回ひねり」。跳馬は価値点6.0の「伸身ユルチェンコ3回ひねり」。成功させれば「シライ」と名前がつく可能性がある。

日本勢では白井のほか、加藤凌平(順大)もつり輪でD難度の新技を申請。オーストラリア代表として出場する塚原直也(朝日生命)はつり輪でE難度の技を2種類申請した。

加藤と塚原はいずれも父の加藤裕之(コナミ監督)、塚原光男(日本体操協会副会長)が自身の名のついた技を持っているため、命名されるとすれば「カトウ リョウヘイ」「ツカハラ ナオヤ」のようなフルネームなどになりそうだ。

男子の新技申請

女子の新技申請

FIGでは技によって難度や価値点を決めている。新技に関しては世界選手権や五輪の大会前に申請し、その大会で成功すれば、申請した選手の名前が付く。今回の世界選手権では男子が申請された18の技のうち16の技が、女子は13の技が評価の対象になった。(男子は2つの技が評価の対象にならないとされた)

白井が申請したゆかの「後方伸身宙返り4回ひねり」はすでにFIGの採点規則リストにはあるが、FIG公式大会で成功した選手がまだいないため、白井が成功すれば初のケースになる。白井はすでに7月のインターハイなどでこの技を成功させている。

また、跳馬の「伸身ユルチェンコ3回ひねり」は、今回、白井と同時に韓国のキム・ヒフンも新技申請をしている。日本体操協会によると、FIGにはこのような場合の技の命名について明確な規定がないため、2人とも成功した場合にはどうするのかなどは不明であるとのこと。最終的には新たにルール改正となる2017年まで待つことになるかもしれないという。

■金メダル候補

男子日本代表メンバーは9月20日に日本を出発し、事前合宿値のオランダで時差調整を兼ねながら練習を行った。9月25日にベルギー・アントワープに移動し、会場練習でも好調をキープしている。

個人総合では前人未踏の4連覇の懸かる内村航平(コナミ)のほか、加藤も表彰台を狙う。種目別ではゆかの白井に金メダルの期待大。平行棒の田中和仁(徳洲会)は10年以来3年ぶりの、つり輪の山室光史(コナミ)は11年以来2年ぶりのメダルを狙う。

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