今年のF1日本グランプリは「ウィリアムズ」の40周年をお祝い!貴重なマシンのデモランも実施。

1987年の「ウィリアムズ・ホンダFW11」【写真:MOBILITYLAND】

「F1日本グランプリ」が2017年10月6日(金)~8日(日)の3日間、鈴鹿サーキットで開催される。今季はマシンが大幅にサイズアップしてダウンフォースが増加。久しぶりに痺れるコーナリングスピードのF1マシンを鈴鹿サーキットで見ることができそうだ。

また、今回の日本グランプリでは8日(日)の決勝レース前に航空自衛隊・小松基地の「F-15J」が4機、さらに陸上自衛隊・明野駐屯地のヘリコプター「アパッチ」がセレモニーで飛来する予定。さらに国家斉唱は「クレイジーケンバンド」の横山剣が務めるなどイベントも華やかになる。

ホンダF1、ウィリアムズ40周年記念の走行も

もちろん、今年はF1の走行もかなり豪華なものになる。まず、ホンダの第1期F1活動のマシン「ホンダRA300」をインディ500優勝ドライバーの佐藤琢磨がデモンストレーションランを行う。「RA300」の走行は7日(土)と8日(日)で、ヨーロッパで「ホンダミュージック」と形容された12気筒のサウンドが楽しめる。

オイルマネーで躍進した時代のウィリアムズ【写真:MOBILITYLAND】
オイルマネーで躍進した時代のウィリアムズ【写真:MOBILITYLAND】

また、今年は名門チーム「ウィリアムズ」がF1に参戦して40周年という節目の年になり、鈴鹿サーキットで「ウィリアムズ」の歴代マシンが展示、デモ走行することになった。今回登場するのは「ウィリアムズ」がトップチームにのし上がる前、レーシングカービルダー(コンストラクター)として参戦していた時代の「FW04」など、これまで日本で目にするチャンスがなかったマシンも走行する。

日本、鈴鹿と縁が深いウィリアムズ

「ウィリアムズ」と日本の縁は1983年のシーズン最終戦「南アフリカGP」から「ホンダ」のV6ターボエンジンを搭載したことにはじまる。1984年にはケケ・ロズベルグのドライブで1勝をあげ、1986年にはコンストラクター選手権でワールドチャンピオンに輝いている。

鈴鹿での「F1日本グランプリ」初開催となった1987年はネルソン・ピケとナイジェル・マンセルの「ウィリアムズ」ドライバー同士のチャンピオン争いに。ナイジェル・マンセルの大クラッシュによる欠場でネルソン・ピケが3度目のワールドチャンピオンに輝いたことを覚えている人も多いのではないだろうか。「ウィリアムズ」はまさにホンダの第2期F1活動を躍進させ、世間を巻き込んだF1ブームを作り出すキッカケを作ったチームである。

ウィリアムズ・ホンダ【写真:MOBILITYLAND】
ウィリアムズ・ホンダ【写真:MOBILITYLAND】

また、ホンダと離別してからも1990年代に「ウィリアムズ」はアクティブ・サスペンションなど最新のハイテク技術を多用し、ナイジェル・マンセル、アラン・プロスト、デイモン・ヒル、ジャック・ヴィルヌーブらのワールドチャンピオンを輩出する黄金期を迎える。鈴鹿では1992年にリカルド・パトレーゼが、94年にデイモン・ヒルが、そして96年にはジャック・ヴィルヌーブと合計3度の優勝を飾っている。

そして、2000年代には「トヨタ」のエンジンを搭載し、後のワールドチャンピオンであるニコ・ロズベルグ、そして日本の中嶋一貴が組むという2世ドライバーコンビで走った事も懐かしい。現在は日本人メカニックとして白幡勝広が所属。昨年まで白幡はF1チーム随一の早さを誇るタイヤ交換を行っていたことがF1ファンにはよく知られている。

デイモン・ヒル【写真:MOBILITYLAND】
デイモン・ヒル【写真:MOBILITYLAND】

そんな「ウィリアムズ」のチャンピオンマシン「ウィリアムズ・ホンダFW11」をドライブするのは同チームでワールドチャンピオンに輝いたデイモン・ヒル。

彼が現役ドライバーだった時代のマシンではないが、40年以上の長きに渡りレーシングカーを作り続け、チームを40年も参戦させている古豪「ウィリアムズ」のお祝いに相応しいマシンとドライバーが揃ったと言えるのではないだろうか。

「ウィリアムズ」の歴代マシンは3日間とも走行する予定(FW11は土日のみ)。

出走予定のマシンは「FW04」「FW08」「FW09」「FW11」。