中学生の頃に好きだった同級生男子と再会。私のこと、どう思ってる?(「スナック大宮」問答集35)

7年間でのべ2200人と飲み交わしてきたスナック大宮のこぼれニュースコラムです(写真:アフロ)

スナック大宮」と称する読者交流飲み会を東京、愛知、京都のいずれかで毎月開催している。2011年の初秋から始めて、すでに110回を超えた。お客さん(読者)の主要層は30代40代の独身男女。毎回20人前後を迎えて一緒に楽しく飲んでいる。本連載「中年の星屑たち」を読んでくれている人も多く、賛否の意見を直接聞けておしゃべりできるのが嬉しい。

 初対面の緊張がほぐれて酔いが回ると、仕事や人間関係について突っ込んだ話になることが多い。現代の日本社会を生きている社会人の肌からにじみ出たような生々しい質問もある。口下手な筆者は飲みの席で即答することはできない。この場でゆっくり考えて回答したい。

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「中学生の頃に好きだった同級生男子と再会しました。彼も独身です。誘ってもらってドライブをしたけれど、昔の知り合いについて話してばかり。私のこと、どう思ってる?」(44歳の独身女性)

あなたが気にするべきなのは、「いま現在の彼を大人として尊敬できるか」です

 SNSの普及で幼馴染とつながりやすくなった。筆者はフェイスブックはほとんど使っていないが、LINEはプライベートで頻繁に使用している。年に一度、中学校の同級生と飲み交わすときは、誰かが作成してくれたLINEグループが連絡に便利だ。

 飲み会の場には、中学校時代は言葉を交わした記憶がなく、顔もほとんど覚えていない女性が来ることもある。でも、3年間を共有したという事実は強力な安心材料になる。子どもの頃よりは明らかに美しく朗らかになっている人が多いので、胸の高鳴りを禁じ得ない。

 あなたのケースのように、当時好きだった同級生が今でも素敵で、しかもきさくに大人同士の会話ができたりしたら、一気に恋愛モードになるのは当然だと思う。同級生なので緊張しすぎる心配はない。共通の友人も多く、下手をするとお互いの親を知っていたりするので隠し事もしにくい。相手も自分も独身であれば、結婚を視野に入れて交際ができるかもしれない。

 男女ともに気をつけるべきポイントは、「いま現在の相手を大人として尊敬できるか」に尽きると筆者は思う。子どもの頃に運動神経抜群でカッコ良かった彼が太ってしまって足が遅くなってもかまわない。しかし、周囲への配慮に欠ける言動をしたり、働く意欲がなかったりしたら要注意だ。どんなに若々しくてあなたには優しかったとしても、その人は「大人」とは言えない。

 結婚するかしないかは別として、大人同士の親しい人間関係には尊敬が欠かせない。「どんな生活が豊かだと感じるのか」「誰を愛して誰を忌避するのか」といった基本的な価値観は似ているが、能力や性格は異なる。そんな相手とだからこそ、尊敬し合い補完し合いながら自分たちも周囲の人たちも幸せにすることができるのだ。

 同級生なので共通の友人知人がいるだろう。彼がいまでも親しくしている人をあなたもよく知っている可能性が高い。友人を3人ぐらい教えてもらい、できれば一緒に食事をしてさりげなく観察してみよう。類は友を呼ぶという諺通り、彼の現在の人柄や価値観がおおよそわかるはずだ。彼のあなたへの気持ちを確かめるのはその先でいい。

僕は1976年生まれ。40代です。燦然と輝く「中年の星」にはなれなくても、年齢を重ねてずる賢くなっただけの「中年の屑」と化すことは避けたいな。自分も周囲も一緒にキラリと光り、人に喜んでもらえる生き方を模索するべきですよね。世間という広大な夜空を彩る「中年の星屑たち」になるためのニュースコラムを発信します。著書は『人は死ぬまで結婚できる』(講談社+α新書)など。連載「晩婚さんいらっしゃい!」により東洋経済オンラインアワード2019「ロングランヒット賞」を受賞。コラムやイベント情報が読める無料メルマガ配信ご希望の方は僕のホームページをご覧ください。(「ポスト中年の主張」から2017年3月に改題)

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