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「ナポリタン80円!」多分日本一安いナポリタンを出す巷で噂の食堂に行ってみた。

鳥塚亮えちごトキめき鉄道代表取締役社長。元いすみ鉄道社長。
最寄駅は札幌市営地下鉄東西線の南郷18丁目
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お店に入っていきなり飛び込んできたメニューがこれ。

ナポリタン80円。

以前から気になっていた札幌のお店に、友人に連れられて行ってきました。

日本全国にはいろいろおいしいお店があって、名物の食べ物もたくさんありますが、筆者ぐらいの年齢になると食べられるものも制限される人が多くなりますし、それ以前としていろいろなものを探して食べに行きたいという欲望もだんだんと薄らいできます。

そんな筆者が以前から気になっていたお店がここ。

「ナポリタン80円」のお店。

場所は札幌なんですが、先日出張に行った際に友人たちに連れられてお邪魔してきました。

「せっかく札幌に来るんだから、もっと北海道らしいお店があるでしょう。」

そう思われる方も多いと思いますが、筆者はここ3年間北海道庁の会議で毎年4~5回北海道に出張しておりますし、それ以外の仕事やプライベートの用件も合わせると、ここ半年はほぼ毎月、多い月はひと月に2回も北海道に行っていますから、北海道出張と言っても、コンビニのホッケをレンジでチンしてもらってホテルで食べるような食生活を送っています。

そんな筆者をよく知る友人たちが、気になっているお店があると話すと、「じゃあ、行きましょう。」と誘ってくれまして、願いがかなって先日お邪魔してきました。

場所は市営地下鉄東西線の南郷18丁目駅から徒歩約5分の住宅街。

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入口はこんな作りの昭和の雰囲気が漂うお店です。

さて、お目当ての80円のナポリタンは後のお楽しみということで、まずはビールで乾杯。

そして、壁一面に貼られたメニューの中から頼んだのは、

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大きな目玉焼き 500円。

隣りのふつうの目玉焼きが150円なのに大きな目玉焼きが500円とは3倍以上の値付けです。

どんな目玉焼きだろうかと思っていると、出てきたのはこれでした。

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じゃ~ん。

卵10個分の目玉焼きです。

ふつうの目玉焼きが卵2個だそうで、こちらは卵10個。

150円と500円では、こちらの方がお得ということのようです。

5人で行きましたので、このぐらいでちょうどよい大きさでした。

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次に目に留まったのがこれ。

鮭切身199円と鰊塩焼199円。

焼き魚としては隣にある塩サバ349円というのが標準的なお値段だと思いますので、鮭と鰊を頼んでみました。

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鮭切身199円

温泉旅館の朝ごはんに出るような、スーパーで買えば1切100円程度の切身が2切れですが、食堂メニューで199円なら十分立派だと思います。

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鰊塩焼199円

良く焼いた感がありますが、お値段から見れば十分な大きさで、北海道で食べる鰊ですからお味は格別でした。

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そしてお待ちかねの80円のナポリタンがこちら。

ふつうのお店で食べるナポリタンの3分の1程度の大きさでしたが、大きさはさておき、お味はというと実においしい昭和のナポリタン。

なんだかホッとする瞬間でした。

筆者はこういうお店にお邪魔するときは「取材です。」などとは一言も言わず、ふつうのお客さんとしてこの時も仲間でワイワイやっていました。取材だというと気を遣わせてしまったり、もしかするといつもと違うお料理になってしまう可能性もありますからね。

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この時もこんな感じでワイワイやりながらの訪問でした。

この写真で大笑いしているおじさんは誰かというと、札幌では有名な北海道鉄道観光資源研究会の永山茂代表。

北海道の鉄道は観光の大きな資源になりますから、その鉄道を上手に使うことで観光振興になるのはもちろん、地域の活性化にも使えますよというのが永山さんの考え方。

筆者の考えと全く同じで、鉄道の良さを何とか後世につなげようと同じ道を歩いている同志です。

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どれだけ有名かというと、こうしてテレビに出て北海道観光の宣伝もするし、

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高橋北海道知事(中央)と島田JR北海道社長さん(知事の右隣)と一緒に鉄道活性化フォーラムに登壇するようなお方でございます。(右端)

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お店のマスターと女性スタッフ。

今回はご協力いただきましてありがとうございました。

ちなみにお店の名前は「定食酒場食堂」札幌店

札幌市白石区栄通18丁目6−20 相馬ビル1階

ご興味のある方は検索すれば出てきますので、ぜひ一度お出かけください。

本日は札幌で見つけた日本一安いナポリタンを出すお店のお話でした。

※本文中の写真はすべて筆者撮影です。

取材日2019年3月11日

えちごトキめき鉄道代表取締役社長。元いすみ鉄道社長。

1960年生まれ東京都出身。元ブリティッシュエアウエイズ旅客運航部長。2009年に公募で千葉県のいすみ鉄道代表取締役社長に就任。ムーミン列車、昭和の国鉄形ディーゼルカー、訓練費用自己負担による自社養成乗務員運転士の募集、レストラン列車などをプロデュースし、いすみ鉄道を一躍全国区にし、地方創生に貢献。2019年9月、新潟県の第3セクターえちごトキめき鉄道社長に就任。NPO法人「おいしいローカル線をつくる会」顧問。地元の鉄道を上手に使って観光客を呼び込むなど、地域の皆様方とともに地域全体が浮上する取り組みを進めています。

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