Yahoo!ニュース

【10月のスタートは秋晴れ】衣替えの大チャンス

冨永幸気象予報士/防災士/ウェザーマップ所属
筆者撮影 名古屋市内

 2022年の10月は秋晴れのスタートとなりそうです。東海3県は天気の崩れはなく、爽やかな青空が広がる予想です。秋らしくなって気を付けたいことは気温の変化。具体的に1日と2日の予想気温を色分けで見てみましょう。

予想最高気温 ウェザーマップ
予想最高気温 ウェザーマップ

 どちらも日中の最高気温は濃尾平野を中心に30度以上の真夏日が続出となりそうです。夏とは違ってカラッとした暑さではありますが、この時期としては大幅に高い気温です。服装はまだ半袖、暑さ対策や紫外線対策になる帽子や日傘が欲しくなりそうです。

予想最低気温 ウェザーマップ
予想最低気温 ウェザーマップ

 一方、最低気温は20度を下回る所が多く、濃尾平野では15度~20度の黄色い表示で、長袖が快適なくらいの涼しさになりそうです。季節がすすんで夜の時間が長くなり、朝晩の気温は夏よりも下がりやすくなってきています。一日の気温差が10度以上になる所も多く、寒暖差に注意が必要です。

 ここまで一日の気温差・寒暖差についてお話ししましたが、3日以降の日ごとの気温変化にも注目です。

16日予報 ウェザーマップ
16日予報 ウェザーマップ

 来週中頃の雨を境に一気に秋が深まります。名古屋の気温は来週後半に平年を下回るほど低くなる見込みです。その後も最高気温は高くて25度くらい、最低気温は連日20度を下回りそうです。

 つまり、着る服は一気に変わります。半袖から長袖に主役が変わり、上着も薄手のものからパーカーやジャケット、カーディガンなどへ活躍するものが変わりそうです。寝巻や布団も一歩秋が深まった装いに変えた方がよいでしょう。3日、4日までの秋晴れを有効に活用してください。

 乾燥もすすむこの季節は体調を崩しがちです。気温の変化に服装でうまく対応し、過ごしやすい中秋をぜひ楽しんでいただければと思います。

気象予報士/防災士/ウェザーマップ所属

奈良県出身。学生時代に最先端の科学授業を受講したことで、地球温暖化などの環境問題を入口に気象に興味を持つようになる。一度就職したものの「やはり気象の仕事がしたい」と思うようになり、2016年3月に気象予報士を取得。2017年からは宮城県、2019年からは愛知県で気象キャスターを務める。現在は名古屋テレビ放送の「ドデスカ+」と「ドデスカ!」で東海3県の天気予報を伝えている。テレビでは伝えきれない天気や季節の話を発信していきます。

冨永幸の最近の記事