新規開業ホテルへあまり出向かないのは、評論家的にいえばオペレーションが安定するまでには半年~はかかるという理由からで(特に人手不足のいまにあっては傾向が顕著)、せっかくお金を使って出向くのなら、なるべく良い体験をしたいという本音もあります。

(筆者撮影)
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でも今回は、新規開業のニュースを聞いていてもたってもいられなくなりました。そのホテルは2022年2月23日にオープンした「ドーミーインEXPRESS富士山御殿場」です。ドーミーインは、全軒へ出向いた(2018年9月現在)ほどファンのチェーンブランドですがとにかく個性的なホテルの模様。

ドーミーインといえば、個人的には何といってもチェーン全体としてのサウナ偏差値の高さが特徴として挙げられます。とにかくドーミーインへ行けば納得のサウナ時間が過ごせるという安心感とでもいいましょうか。今回、とにかく御殿場へ行こうと思ったのは、“プライベートサウナを設置したコンセプトルーム”が誕生したという点。

ドーミーイン【サウナ部】部員募集!? 水風呂温度に見るホテルサウナの“熱き冷戦”  Yahoo!ニュース(個人)

東名高速道路の御殿場インターチェンジ至近(車で3~4分くらい?)でアウトレット近く。既に森の中といった風情ですが、到着して駐車場へ車を走らせるとアッと驚く光景が。プライベートサウナを擁する部屋も含めたコンセプトルームが並び、各コンセプトルームにはカーポートも兼ねたテラススペースがあります。

(筆者撮影)
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すなわち専用駐車場付きの客室で車で部屋まで到達できてしまいます。カースペースの隣には、ガーデンテーブル&チェアやパラソルにハンモックまであります。サウナがあるのは「ファミリーキャビンルーム」(207号室/45平方m)というコンセプトルームで、部屋に入ってみるとキャビンタイプのベッド4台が設えられキッチンも完備されています。

ドーミーインでもEXPRESSというと、より機能性重視といったイメージですが、森の中といった風情もあいまって何となく別荘気分で過ごせます。肝心のサウナはカーポートスペースに面して備えられ、セルフローリュウサウナに檜葉露天風呂とサウナーなら欣喜雀躍(檜葉風呂はもちろん水風呂に)の設備。

(筆者撮影)
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カーポートにテラスということで外から入れるわけで、念のため水着を持参した方が良さそうではありますが、サウナと檜葉風呂スペースには目隠しのスライドが設置されており、ガレージの扉も閉めてしまえば気になりませんでした。それよりもここの問題として、客室から外へ出る扉がオートロックになっている点(ドアストッパーもない)。

(筆者撮影)
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自宅でいえば庭に出るドアはオートロックではないことに慣れていたため、思わずインロックしてしまいました。部屋の中に人がいれば開けてもらえるでしょうが、仮に服を脱いでサウナタイムに突入しようとインロック、部屋に誰もいないと非常事態!?になってしまいます。カードキーの扱いには特に留意する必要がありそう。

(筆者撮影)
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部屋には前述のようにキッチン、さらに電子レンジに大型冷蔵庫も備えられているので、サウナで茹だったらガーデンチェアでキンキンに冷えたビールへ直行という贅沢なシーンも実現できます。何日でも滞在できそうなかなりリゾートチックなホテルにしてディナーのイメージもありますが、供食についていえばドーミーインだけにホテルで夕食の提供はありません。

(筆者撮影)
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一方、テレビ画面で宅配の情報があり寿司とピザをオーダーしてみました。これはかなり楽ちんです。もちろん事前に食材を仕入れておいて料理も可能でしょう。他方、朝食は必食。会場の雰囲気も良く他のドーミーインと比較しても豪華な内容です。イチオシメニューはふじのくにポークを使ったシチュー。ディナーでワインとやりたくなってしまいそう。

(筆者撮影)
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結局、朝食を除いてインからアウトまでファミリーキャビンルームに籠もりっきりの滞在でした。ホテルご自慢の富士山を望めるという屋上テラスの足湯をはじめ、大浴場(パブリックサウナ)も夜鳴きそばもアイスに乳酸菌飲料も全てスルーしてしまったのは、数多あるドーミーインステイで初めてのことでした。

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コンセプトルームには、ファミリーキャビンルームのほかにヨーロピアンなイメージの「デザイナーツインルーム“300”(THREE HUNDRED)」、自転車愛好家のための「デザイナーツインルーム“PEDAL”」もあります。車にロードバイクを積んだままチェックインして、客室目の前で整備も出来そう。ちなみに長いホースも設けられており思わず洗車してしまいました。

Yahoo!ニュース(個人)では、ドーミーイン朝食メニューシリーズに加え、全国の変わり種ドーミーインも紹介していく予定です。