ロシア・ウクライナ戦争とイラン核交渉(5)
高橋和夫国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長
交渉は、大筋で合意したものの、欧米によればイランが最後の決断を下さないまま、2022年の秋を迎えた。冬に向かって気温が下がり始め、ヨーロッパのガス需要が高まれば、それだけイランの交渉力は強くなる。また11月の中間選挙を前にバイデン政権が石油価格を引き下げるために譲歩してくるのではないかとの読みがイラン側にあったのだろうか。何度も期待を抱かせながら、結局はイラン側は最後の一歩で立ち止まった。
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