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イラン・アゼルバイジャン国境の「イムジン河」(2)

高橋和夫国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

さてイランとアゼルバイジャンの国境の方のアラス川の方に筆を進めよう。最近、この川が議論の中心になっている。ことの起こりは12月の初旬にアゼルバイジャン共和国の首都バクーで行われた戦勝パレードである。このパレードで、アゼルバイジャンは9月から11月にかけて44日間にわたって戦われた対アルメニア戦争の勝利を祝った。この勝利でアゼルバイジャンは、アルメニアに占領されていたナゴルノ・カラバフと周辺地域を解放した。この戦争ではトルコ製の兵器やトルコが派遣した兵員が大きな役割を果たした。そのため、このパレードにはトルコのレジェップ・タイップ・エルドアン大統領が招かれた。そのエルドアンがバクーでトルコ語の詩を朗読した。これが議論を引き起こした。どのような内容の詩だったのか。はしょって紹介すると次のようになる。

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国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

国際情勢をわかる言葉で、まず自分自身に語りたいと思っています。北九州で生まれ育ち、大阪とニューヨークで勉強し、クウェートでの滞在経験もあります。アメリカで中東を研究した日本人という三つの視点を大切にしています。映像メディアに深い不信感を抱きながらも、放送大学ではテレビで講義をするという矛盾した存在です。及ばないながらも努力を続け、その過程を読者の皆様と共有できればと希求しています。

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