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核合意への道/イラン・アメリカ関係の軌跡(7)-ロー「ハニー」

高橋和夫国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

両者が本当に対話できる雰囲気が出てきたのは、2013年のイランの大統領選挙でローハ二が当選してからである。ローハ二には「保守改革派」とのラベルが貼られている。体制内部から出てきた人物である。それまでのアフマドネジャド大統領の強硬なイメージを一変させた甘い笑顔のローハ二の世界へのメッセージは、「イランはまともな国である」であった。つまり核開発を軍事転用して世界を脅かすような存在ではないとの訴えであった。まさにロー「ハニー」で蜂蜜のように内外の人々の心をとらえた。

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国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

国際情勢をわかる言葉で、まず自分自身に語りたいと思っています。北九州で生まれ育ち、大阪とニューヨークで勉強し、クウェートでの滞在経験もあります。アメリカで中東を研究した日本人という三つの視点を大切にしています。映像メディアに深い不信感を抱きながらも、放送大学ではテレビで講義をするという矛盾した存在です。及ばないながらも努力を続け、その過程を読者の皆様と共有できればと希求しています。

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