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黎明期を迎えた韓国のイタリア料理

高橋和夫国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

先月ソウルの学生街で日本人が焼き釜を備えたパン屋を出店した。韓国では、なかなか入手できなかった焼きたてのパンを提供して人を集めている。日韓のパン格差に気が付いた日本人の出店である。また現在、多くの韓国人が日本でパン焼きを学んでいるという。同時に本格的なイタリアンやフレンチの時代も始まろうとしているようだ。まだまだ食材の確保などには困難があるようだが、自国料理への愛着の強かった韓国でもヨーロッパ料理の風が吹き始めた。やはり多くの韓国人が日本のフレンチやイタリアンのレストランで修業をしているようだ。韓国人の客に実際に対応した日本人のシェフの印象では、韓国料理の香辛料の辛さとは対照的に、塩分は控えめの味が好まれるという。すでに上海では東京の高級フレンチ・レストランで修業したシェフが大成功を収めた例もあり、日本のフレンチやイタリアンの水準の高さは証明済みである。

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国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

国際情勢をわかる言葉で、まず自分自身に語りたいと思っています。北九州で生まれ育ち、大阪とニューヨークで勉強し、クウェートでの滞在経験もあります。アメリカで中東を研究した日本人という三つの視点を大切にしています。映像メディアに深い不信感を抱きながらも、放送大学ではテレビで講義をするという矛盾した存在です。及ばないながらも努力を続け、その過程を読者の皆様と共有できればと希求しています。

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