黎明期を迎えた韓国のイタリア料理
先月ソウルの学生街で日本人が焼き釜を備えたパン屋を出店した。韓国では、なかなか入手できなかった焼きたてのパンを提供して人を集めている。日韓のパン格差に気が付いた日本人の出店である。また現在、多くの韓国人が日本でパン焼きを学んでいるという。同時に本格的なイタリアンやフレンチの時代も始まろうとしているようだ。まだまだ食材の確保などには困難があるようだが、自国料理への愛着の強かった韓国でもヨーロッパ料理の風が吹き始めた。やはり多くの韓国人が日本のフレンチやイタリアンのレストランで修業をしているようだ。韓国人の客に実際に対応した日本人のシェフの印象では、韓国料理の香辛料の辛さとは対照的に、塩分は控えめの味が好まれるという。すでに上海では東京の高級フレンチ・レストランで修業したシェフが大成功を収めた例もあり、日本のフレンチやイタリアンの水準の高さは証明済みである。
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