シリア取材を予定していたフリーカメラマンの杉本祐一さんが、今月7日、外務省にパスポートを強制返納させられた問題で、強制返納が杉田和博官房副長官の指示で行われたことが関係者への確認で明らかになった。今日18日昼、参議院議員会館で行われた集会で、福島みずほ参議院議員が明らかにした。

同議員事務所が外務省と警察庁に杉本さんの件で事実関係の確認をしたところによると、今月6日午前中、杉田官房副長官が外務省に対して、官邸に説明に来るように要請。同日の午前中から午後にかけ外務大臣に諮り省内で協議。同日夕方、外務省三好領事局長が官邸に行き、杉田官房副長官に説明。官邸の意向を踏まえ、その場で旅券返納命令を決定したのだという。

今回の事実経過の確認で、戦後初のジャーナリストに対するパスポート強制返納が、外務省単独の判断ではなく、官邸の強い意向が働いていたことが浮き彫りになったかたちだ。官邸の意向でジャーナリストの取材活動が阻害されるということならば、政府に都合の悪い情報が隠蔽されていく恐れがある。

○福島みずほ事務所が確認した事実経過は以下の通り。

2/2(月)警察が杉本さんのシリア渡航計画を認識。

2/4(水)同日付け新潟日報報道

2/5(木)外務省(旅券課、海外邦人安全課)が初めて事実認識。2/4付新潟日報

の報道を受け)

2/6(金)午前中、杉田官房副長官が外務省に対して、官邸に説明に来るように要請。

午前中から午後にかけてのどこかの時間帯で、外務大臣に諮り省内で協議。

夕方、外務省三好領事局長が官邸に行き、杉田官房副長官に説明。官邸の

意向を踏まえ、その場で旅券返納命令を決定。