女優の蒼井優さん、山本美月さん、俳優の加藤清史郎さんがれいわ新選組と山本太郎代表を支持するコメントをしていたとのデマが拡散し、事務所側が正式に否定したことで騒ぎになっています。

　私はデマが掲載されていたブログの内容から「ChatGPTなどのAIに書かせたものではないか？」とヤフートピックスでコメントしていましたが、さきほどそれを認める記事が出ました。

　そこで、デマの発生源、どのようにして拡散したのか？　女優・俳優側の否定やその後の動きと一連の流れをまとめてみました。

▼れいわ新選組を支持する3名の有名人の名前を挙げたブログが5月に書かれる。

▼Twitteでれいわアンチユーザーが有名人の名前とサイトのキャプチャを拡散→削除済み

▼蒼井優さんが所属する芸能事務所イトーカンパニーがデマを「事実無根」と否定するコメントを発表

▼山本美月さんが所属する芸能事務所インセントがデマを「全く事実ではない」と否定するコメントを発表

▼加藤清史郎さんが自身のXアカウントで「そのようなコメントを出した事実はございません」と発表

▼れいわ新選組も「全く承知しておらず、そのような事実もない」と告知。

▼デマを掲載したブログの運営者が「AIに書かせた」と共同通信の取材に答える

　問題のブログは1日あたりの記事の更新本数が異常に多く、言い回しもChatGPTなどのAIがよく書く言葉が使われていました。なかには、ChatGPTの弱点と言われている記事の書き方も見受けられました。

　生成AIを使ってブログの記事を量産し、それを使ってマネタイズすることは悪いことではありませんが、AIは嘘をつきます。

　他者の権利を侵害していないか、名誉を傷つけていないか、AIを使った記事を公開する際は、そのあたりに十分に気を配ることが重要です。

　また、X（旧Twitter）に他人のことをポストする際は、その情報を拡散する前に事実かどうか確認することも重要です。