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『半沢直樹』の大和田常務のようにiPhoneの写真をAirDropで勝手に送信されるのを防ぐ方法は?

篠原修司ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門
ドラマではAirDropを使って資料を入手していた。筆者作成

 9月20日に放送されたドラマ『半沢直樹』で、大和田常務(元常務取締役)の『iPhone』から半沢直樹が勝手に写真を送信して資料を入手したことで「AirDrop(エアドロップ)」が話題となりました。

 大和田常務が後ろを向いたスキをついての半沢直樹の行動ですが、実際にやられてしまっては困る人も多いことでしょう。

 そこで、AirDrop機能を使って写真を勝手に送信させるのを防ぐ方法を紹介します。

AirDropは「スクリーンタイム」で制限可能

 AirDropによるファイルの送信機能は、『iOS 12』から実装された「スクリーンタイム」機能から使用を制限することができます。

 方法は簡単です。『設定』アプリ内の「スクリーンタイム」の「コンテンツとプライバシーの制限」をオンにしたあと「許可されたApp」をタップ。

スクリーンタイム。筆者キャプチャ
スクリーンタイム。筆者キャプチャ

 「許可されたApp」内の「AirDrop」の項目をオフにします。

「AirDrop」の項目をオフに。筆者キャプチャ
「AirDrop」の項目をオフに。筆者キャプチャ

 なお、これだけだと「スクリーンタイム」からまた「AirDrop」の項目をオンにされてしまう可能性があるため、スクリーンタイム・パスコードの設定も忘れずに行いましょう。

パスコードはiPhoneのロック解除とは違うものが良い。筆者キャプチャ
パスコードはiPhoneのロック解除とは違うものが良い。筆者キャプチャ

 これで大和田常務のように写真を勝手に送信されてしまうことを防げます。

 大和田常務も設定しておけば良かったですね。

ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門

1983年生まれ。福岡県在住。2007年よりフリーランスのライターとして活動中。スマホ、ネットの話題や炎上などが専門。ファクトチェック団体『インファクト』編集員としてデマの検証も行っています。最近はYouTubeでの活動も。執筆や取材の依頼は digimaganet@gmail.com まで

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