新型コロナウイルス、東京都内の感染4割が30代以下→30代の感染率が人口と比較して高い結果という話

(写真:アフロ)

 NHKが4月2日に報じた「新型コロナ 感染確認の4割が30代以下 都『慎重な行動を』」というニュースに対して、「30代以下が4割いるからでは?」といった反応をしている人を多く見かけました。

 「感染4割が30代以下」ということは「感染6割は40代以上」なわけですから、「また若者が感染を広げているという印象操作か」との反感を持つのも仕方のないことだと思います。

 実際、ボクもそのように思っていました。しかし、調べてみると意外な事実がわかりました。

都内30代以下の人口は39%、感染率も39%

 最初に調べたのは都内人口における30代以下の割合です。

 住民基本台帳(令和2年1月)によると、東京都の人口13,834,925人に対し、30代以下は5,478,653人でした。

 割合にして39.60%です。

 これに対して感染が確認された人のうち、30代以下の割合は39.18%でした。

 ほぼ同じ数値です。「やっぱり人口の割合に応じて感染しているだけなのでは?」と思いました。

 しかし、これを10歳未満、10代、20代、30代でわけて比較すると印象は大きく異なります。

都内人口の30代割合は13%、感染率は21%

 都内の人口は10歳未満が1,048,921人(7.58%)、10代が1,029,680人(7.44%)、20代が1,557,966人(11.26%)、30代が1,842,086人(13.31%)です。

 一方、感染が確認された人数は母数416人に対して10歳未満が4人(0.96%)、10代が8人(1.92%)、20代が62人(14.90%)、30代が89人(21.39%)です。

 比較しやすいよう横並びにしてみました。

都内人口の年代別割合と感染が確認された割合

  • 年代 人口比:感染比
  • 10歳未満 7.58%:0.96%
  • 10代 7.44%:1.92%
  • 20代 11.26%:14.90%
  • 30代 13.31%:21.39%

 20代と30代の感染率が、人口の割合と比較して高いんです。

 感染が確認されている人数が少ないため今後釣り合ってくる可能性もありますが、それを考えても現時点での30代の感染率の高さには驚きます。

 「まーたマスコミの若者叩きか」と記事を小馬鹿にするのではなく、30代の方は新型コロナウイルスに感染しないよう心がけた方が良いと思います。