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Twitterが絵文字の「拳銃」を「水鉄砲」に変更。Appleやサムスンなどに続く4例目

篠原修司ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門
本日リリースされたTwemoji2.6。emojipediaより

 4月11日(現地時間)、SNS『Twitter』が同サービス内で利用できる絵文字の「ピストル」のグラフィックを、これまでの「拳銃」から「水鉄砲」へと変更しました。

ブラウザ版は変更が反映済み。アプリはまだ。筆者キャプチャ
ブラウザ版は変更が反映済み。アプリはまだ。筆者キャプチャ

 絵文字の「拳銃」を「水鉄砲」などの暴力的ではない銃に変更する事例は、Apple(2016年8月に変更)、WhatsApp(同2016年10月)、サムスン(同2018年2月)に続いて4例目です。

 Twitterは絵文字を変更した理由について明らかにしていませんが、その背景には2018年2月にアメリカ・フロリダ州の高校で起きた銃乱射事件から高まる銃規制運動の影響があったと考えられます。

 絵文字の変更が大きな影響をおよぼすわけではありませんが、こうした小さな変更の積み重ねと、企業からユーザーに向けて政治的なメッセージを発することが大事だと思います。

GoogleやMicrosoftは未対応

 とは言え、全ての企業がこうした取り組みを行っているわけではなく、GoogleやMicrosoft、Facebookなどはいまも拳銃のグラフィックを使ったままです。

各社の絵文字「拳銃」のグラフィック一覧。emojipediaより
各社の絵文字「拳銃」のグラフィック一覧。emojipediaより

 参考:ピストルの絵文字一覧

ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門

1983年生まれ。福岡県在住。2007年よりフリーランスのライターとして活動中。スマホ、ネットの話題や炎上などが専門。ファクトチェック団体『インファクト』編集員としてデマの検証も行っています。最近はYouTubeでの活動も。執筆や取材の依頼は digimaganet@gmail.com まで

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