今年発売の『iPhone X』の値段は899ドル、『iPhone X Plus』は999ドルから?
Appleが今年発売するとみられている第2世代『iPhone X』の値段は899ドルから、『iPhone X Plus(仮称)』は同999ドルからになると米メディア『Mac Rumors』が報じています。
Mac Rumorsは投資銀行『RBCキャピタル・マーケッツ』のアナリストのAmit Daryanani氏が発表したレポートを紹介するかたちで、現在999ドルで販売されているiPhone Xの価格を100ドル下げることで5.8インチモデルの売上を回復する狙いがあると伝えています。
また、iPhone Xよりも大きい6.5インチのiPhone X Plusは、その空いた999ドルの価格になるとのことです。
日本円に直すとiPhone Xは102,800円から、iPhone X Plusは112,800円からです(いずれも税別。iPhone Xの価格は上下する可能性あり)。
iPhone Xは台湾で値下げ報道
iPhone Xの値下げについては、台湾の『Digitimes』が上流部門のサプライチェーンからの情報として、新iPhone Xは部品代が現行モデルよりも10%以上下回っていることを明かしています。
現在の部品代は400ドル以上とみられており、事実であれば40~50ドルのコストダウンが可能になります。
iPhone Xを値下げするか、LCDモデルを安くするか
ただ、全てはAppleの戦略次第です。
Appleは2018年に3種類のiPhoneを発売するとみられており、そのひとつに有機ELディスプレイ(OLED)ではなく従来の液晶ディスプレイ(LCD)を採用した安価なモデルが含まれています。
韓国の『ET News』は業界筋からの情報として、Appleが今年発売する2種類のOLEDモデルの新iPhoneの生産目標が約5,500万台の予定になったと伝えています。
昨年発売されたiPhone Xの生産目標は約1億台だったため、ほぼ半減していることになります。
iPhone Xを値下げしてでも売るのであれば、少なくとも昨年と同程度の生産目標でないと販売が追いつかなくなってしまいます。
Appleが次のiPhone Xを売るのか、それともiPhone XデザインベースのLCDモデルを売るのか。引き続き注目してお伝えします。