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iPhone6以降のバッテリー交換、ひどい液晶割れや外装破損は修理料金がプラスに

篠原修司ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門
iPhoneのバッテリー交換には液晶ディスプレイ側の開封が必要(写真:ロイター/アフロ)

 iPhone 6以降のパフォーマンス低下の件で日本でもバッテリー交換費用の減額措置が始まりましたが、お使いのiPhoneの液晶ディスプレイが割れている人や外装が破損している人は要注意です。

 液晶ディスプレイや外装の破損を修理しないと、バッテリー交換ができない可能性があります。

破損状態がひどいとバッテリーを交換できない

 iPhoneのバッテリーを交換するためには、iPhone本体の液晶ディスプレイ側の外装を外さなければいけません。

 その際に液晶ディスプレイが割れていると、バッテリー交換後に元の状態に戻せない可能性が高いため液晶ディスプレイの修理も必要になります(iPhone 6だと17,800円)。外装が大きく凹んだり曲がっている場合も同様です(同33,800円)。

 今回のバッテリー交換でも上記の対応になるのかをAppleサポートに問い合わせたところ、やはり「破損状態によっては液晶ディスプレイや外装の修理が必要になる」との回答でした。

 なお、液晶ディスプレイや外装の破損以外にも、水濡れなどで内部の基板が腐食している場合もそちらの修理が必要になるとのことです。

 「バッテリーを交換すればまだこのiPhoneを使い続けられる」と思ってる方のなかで、液晶割れや外装破損がひどい人はバッテリー交換費用以外に別途修理料金が必要になるかもしれない点に注意されてください。

ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門

1983年生まれ。福岡県在住。2007年よりフリーランスのライターとして活動中。スマホ、ネットの話題や炎上などが専門。ファクトチェック団体『インファクト』編集員としてデマの検証も行っています。最近はYouTubeでの活動も。執筆や取材の依頼は digimaganet@gmail.com まで

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