以前紹介した元日本代表MF齋藤学の韓国Kリーグ1(1部)の水原三星(スウォン・サムスン)ブルーウィングスへの完全移籍が、韓国でも正式発表された。

6月30日、水原は名古屋グランパスから完全移籍で獲得したことを発表。それによれば、齋藤は6月29日にクラブとの契約に合意し、アジア枠で加入。契約期間は1年6カ月で、背番号は「5」を着用するという。登録名は「マナブ」となるという。

なお、齋藤は日本でメディカルチェックを終え、6月28日に韓国に入国。現在はすでにチーム練習に合流しているという。

1990年4月4日に生まれの齋藤は横浜F・マリノス下部組織出身で、2008年に横浜FMトップチームでプロデビューした。

2011年の愛媛FCへのレンタル移籍を経て2017年まで横浜FMに在籍し、2018~2020年は川崎フロンターレでプレー。2021年から名古屋に加入し、1シーズン半在籍した。Jリーグでの通算成績は、J1通算285試合36ゴール、J2通算36試合14ゴールだ。

水原三星にとっては高原直泰以来の日本人選手

水原に日本人選手が加入するのは、元日本代表FW高原直泰以来2人目。高原は2010年夏、浦和レッズから完全移籍で加入し、半年間の在籍で12試合4ゴールを記録していた。

水原は齋藤について、「速いスピードと優れたドリブルでサイドからチャンスを作る能力に秀でており、水原三星の得点力を上昇する戦術運営に大きな力になると期待している」と評価している。

齋藤は水原加入に際し、クラブを通じて次のようにコメントを韓国のファンたちに伝えている。

齋藤学(写真提供=水原三星)
齋藤学(写真提供=水原三星)

「トリコロールのユニホームを着ることができて嬉しく思います。水原三星は偉大なクラブであり、素晴らしいスタジアムを持ち、情熱的なファンが多いと聞いています」

「ファンの皆様とともに勝利をつかみ取ることができるよう、毎試合で最善を尽くします。よろしくお願いいたします」

かつての名門も低迷中。天野との日本人対決も

水原三星は4度のKリーグ優勝、最多5度のFAカップ優勝のほか、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の前身であるアジアクラブ選手権で2度の優勝を誇る韓国屈指の名門クラブ。

しかし、近年は運営母体の変更による支援金縮小などもあって低迷。

特に今季は第18節終了時点で4勝6分8敗の勝ち点18とし、12チーム中11位と極度の不振に陥っている。開幕から2カ月の時点で監督交代も行われたが、直近ではカップ戦含めて5試合未勝利(1分4敗)と、チームは復調の兆しが見えていない状況だ。

齋藤学(写真提供=水原三星)
齋藤学(写真提供=水原三星)

そんな水原の次戦は、7月3日にホームの水原ワールドカップ競技場で行われる第19節の仁川(インチョン)ユナイテッド戦。

すでにチームに合流している齋藤だが、ホームのサポーターの前でデビュー戦を飾ることはできるか。

7月16日の第22節には、元日本代表MF天野純が所属する蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)との対戦も控えている。

(参考記事:【動画】相手GK反応できず!天野純のフリーキックが「まさに芸術」「ハンパない」と韓国で話題沸騰)

ともに横浜FMの下部組織出身選手なだけに、Kリーグの舞台で両選手が同じピッチに立つ光景が見られるのか注目したい。