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イ・ボミやアン・シネも選ばれた「韓国女子ゴルフの顔」KLPGA広報モデルが決定。今年選ばれたのは?

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
チェ・ヘジン(写真:REX/アフロ)

韓国女子プロゴルフツアーの“2021年の顔”が決まった。KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)は昨日3月22日、「2021年第13代KLPGA広報モデル」を発表した。

KLPGA広報モデルとは、韓国女子ゴルフを盛り上げるべくさまざまな広報活動を行う女子ゴルファーたちのこと。

現在、日本を主戦場とするイ・ボミやキム・ハヌルはもちろん、ユン・チェヨン、アン・シネ、ペ・ソンウなども過去にも選ばれてきただけに、日本の女子ゴルフ・ファンたちの間でもご存じの方々も多いだろう。実力と美貌を兼ね備えた“KLPGA広報モデル”は、美女ゴルファーでありスター選手の証でもある。

(参考記事:イ・ボミやアン・シネも選ばれた「美女ゴルファー」の証!! KLPGA広報モデル10年分を大公開)

今回はシード選手82名の中から

それだけに選考方法も厳しい。これまでは前シーズンのKLPGAツアーで賞金上位60位以内の選手(海外ツアーで活動中の選手は除外)のなかから、メディアやスポンサー関係者、KLPGA会員などの投票によって毎年10人前後しか選ばれることのない“狭き門”だ。

今年は2021年シーズンのシード権を持つ選手82人(海外組及び引退選手を除く)を対象にしたオンライン投票を基に、さまざまな内部基準を経て最終的に選ばれた。

2週間にかけて行われたオンライン投票では約1万1000票以上が集計され、昨シーズンを超えて歴代最多投票数の記録を更新したという。

今年のKLPGA広報モデルに選ばれたのはパク・ヒョンギョン(21)、アン・ナリン(25)、ユ・ヘラン(19)、イ・ソミ(22)、イ・ソヨン(23)、イム・ヒジョン(20)、ジャン・ハナ(28)、チョ・アヨン(20)、チェ・ヘジン(21)、ハン・ジンソン(23)、ヒョン・セリン(20)。

この中で3年連続での広報モデル選出となったのはチェ・ヘジン。「過去2年に続き今年も広報モデルを務めることできて本当に嬉しい。もっと熱心に活動してほしいとの意味で選んでくださったと思う。今シーズンはより積極的にKLPGAを広報できるように努力する」とコメントしている。

2年連続の選出となったのはパク・ヒョンギョン、イム・ヒジョン、チョ・アヨンら2000年生まれの“ミレニアム世代”。

また、昨シーズンに2勝を挙げたアン・ナリンや新人王を受賞したユ・ヘランのほか、イ・ソミ、ハン・ジンソン、ヒョン・セリンらが今回初めてKLPGA広報モデルに選ばれた。

KLPGAツアーにおける生涯獲得賞金で最多記録を保有するジャン・ハナは3度目の広報モデル選出。イ・ソミは2年ぶりの選出となった。

KLPGA広報モデルは何をする?

では、KLPGA広報モデルたちは今後何をするのか。

その名の通り、KLPGAの広報活動が主な役割で、KLPGAの公式YouTubeチャンネルや各種SNSにも登場。サイン会や記念写真撮影、ボランティア活動にゴルフクリニックなど、KLPGAのCSR活動に参加するのだが、今年から大韓赤十字社の広報大使にも委嘱され、さまざまな寄付活動にも積極参加するという。

4月8日にロッテスカイヒル済州で行われる「ロッテレンタカー女子オープン」を皮切りに、12月にシンガポールで開催される「ハナ金融シンガポール女子オープン」まで、今年は全31大会、賞金総額280億ウォン(約28億円)規模となるKLPGAツアー。

今年はCS放送「スカイA」でも全試合がネット配信されるが、その盛り上げに一役買うであろう広報モデルの活躍にはぜひとも注目しておきたい。

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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