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「次世代セクシークイーン」と呼ばれた美女ゴルファー、ユ・ヒョンジュはどうしてる?

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
(写真=筆者撮影)ユ・ヒョンジュ

「次世代セクシークイーン」(『サンケイスポーツ』)と報じられ、ゴルフファンから注目を集めた韓国美女ゴルファーがいる。

ユ・ヒョンジュだ。

2018年には、日本進出をかけてクォリファイングトーナメント(QT)を受けるも最後の最後で脱落。それでも翌年4月の「ヤマハレディース・オープン葛城」で、日本ツアーに初参戦した。

「まるで映画女優」(『日刊スポーツ』)と評されるほど、魅力的なフィジカルの持ち主であったため、記憶に残っている人もいるかもしれない。

(参考記事:【写真】“韓流ゴルフ女神”ユ・ヒョンジュの男心をつかむフィジカル

そんなユ・ヒョンジュが新年を迎えて意気込んでいる。今季は3年ぶりに、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)ツアーに復帰するからだ。

3年ぶりの1部ツアー復帰

そもそも1994年2月28日生まれのユ・ヒョンジュは、2012年に18歳でプロデビューした。しかし2017年シーズンが賞金ランキング100位に終わり、シード権を失う。さらに翌年には、前述したように日本進出にも失敗してしまう。

韓国ではこれといった目立った活躍もなく2018年を過ごしたユ・ヒョンジュは、2019年はKLPGAドリームツアー(2部ツアー)で再跳躍を準備した。そして昨年11月に行われた韓国女子ツアーのシード順位戦で35位となり、条件付きのシードを手にしたのだった。

KLPGA2019年シーズンを基準にすると、35位であれば約25大会ほどに出場できると言われている。

3月12日に行われる2020年度開幕戦「台湾女子オープンwith SBS Golf」まで時間はあるものの、1部ツアーに復帰するユ・ヒョンジュへの注目度も日に日に上がっていきそうだ。

というのも彼女はゴルフの実力以上に、何かと注目を集める選手だからだ。ゴルフウェアはもちろん、ウイスキーなどの広告モデルも務めており、インスタグラムなどのSNSに写真を公開するだけで記事になる。

「二度とシード戦をしたくない」

だが誰よりも開幕を待ちわびているのは、ユ・ヒョンジュ自身かもしれない。

彼女は韓国メディアとのインタビューで、オフシーズンの過ごし方を明かしている。一般的にこの時期、女子ゴルファーは次シーズンに向けて充電する選手も少なくないが、ユ・ヒョンジュは毎日のように汗を流しているという。

「朝は体力トーニング、午後はショットの練習、夜にまた体力トレーニングをしていて、一日がとても早く過ぎていく。200mまで下がったドライバーの飛距離も230mに戻した」と明かしている。

1部ツアーに復帰するユ・ヒョンジュが狙うのは、もちろん初優勝だ。「まだ実力が足りず、競争力も低いけど、今のように一生懸命トレーニングしていけば、いつか優勝という成果が出ると信じている」と話した。

そして「二度とシード戦をしたくない。毎試合が挑戦でチャンスという覚悟を持ちたい」と覚悟も明かしていた。

はたしてユ・ヒョンジュの努力は結果として表れるのか。まだ開幕まで時間はあるものの、今から注目しておきたい。

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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