チャン・グンソク、少女時代ユナ…「毒にも薬にもなる」韓流スターたちの“税金事情”

チャン・グンソクも脱税疑惑で苦悩した一人(写真:アフロ)

日本で「ひな祭り」にあたる昨日3月3日は、韓国では“納税者の日”と呼ばれている。

国民の納税精神の啓蒙と税収増大を目的に制定された法定記念日で、韓国国税庁は毎年、模範納税者などを表彰している。

韓国芸能界からは今年、俳優イ・ジェフンと女優ソ・ヒョンジンが模範納税者に選ばれた。

過去にはソン・スンホンや少女時代ユナなど、日本でも知られる人気韓流スターが選ばれたこともある。

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今でも彼らが高い人気を誇る背景には、そういった良いイメージがあるからかもしれない。

チャン・グンソクを悩ませた“疑惑”

そもそも韓国において脱税は、“兵役の不当回避”、“麻薬常用”と並んで「国民が最も反感を抱く3大犯罪」のひとつとされている。

それだけにたとえ故意的な脱税ではなかったにせよ、“疑惑”だけでも叩かれるケースが少なくない。

例えば、現在兵役中のチャン・グンソクも、脱税疑惑に巻き込まれた一人だ。

(参考記事:社会服務要員の兵役期間が短縮へ。チャン・グンソクも除隊が早まる!

韓国の一部メディアが2015年1月、「チャン・グンソクの個人事務所が税務当局から脱税を指摘され、100億ウォン(約10億円)の追徴金を払った」と報じて、脱税疑惑に巻き込まれた。

所属事務所は「脱税による特別な税務調査を受けたのではなく、定期的な税務調査。俳優のイメージが大きく毀損されている。遺憾だ」と主張。会計上のミスがあっただけで故意性はなく、検察の取調べも受けていないという話だ。

それでもチャン・グンソクは脱税疑惑によってバラエティ番組を降板するなど、少なくない影響を受けている。

それだけに“模範納税者”として表彰されることは、韓国芸能人にとっても大きな名誉になるわけだが、どういった基準で選抜されるのだろうか。

サラリーマンは選考対象外の“模範納税者”

韓国メディア『スポーツソウル』で連載する税理士によれば、韓国に1800万人ほどいる勤労所得者(サラリーマン)は、「皆きちんと納税しているが、人数も多いし所得を隠すこともできないので対象者にならない」という。

そのため「所得を隠そうと思えば隠せるが、誠実に申告・納付している事業者や芸能人が対象になる」そうだ。

もちろん納税額の大きさ、過去の納税実績なども重要なポイントとなっており、「私生活も健全で社会的に物議を醸したことがない」企業や個人が対象になる。

“模範”とされるだけに条件は厳しいが、模範納税者にはさまざまな恩恵もある。

税務調査の猶予(最大3年)や納税担保免除をはじめ、国税庁と協約した全国60カ所の病院で非保険医療費が割引されたりするそうだ。仁川空港には模範納税者専用の出入国ゲートもあるという。

ただそんな模範納税者として表彰されたものの、後に脱税が発覚した韓流スターもいる。

“模範納税者”になった美人女優が脱税

ドラマ『太陽の末裔』や『ボーイフレンド』などで知られ、最近もファッション誌のグラビアが話題となった美人女優のソン・ヘギョだ。

(参考記事:女優ソン・ヘギョ、“春の女神”さながらの魅力溢れるグラビア公開

彼女は2009年に模範納税者に選ばれている。しかし2014年、約25億ウォン(約2億5000万円)の税金を支払っていなかったことが発覚した。

所属事務所は「税理士のミスで国税庁から指摘を受けるまで脱税しているとは知らなかった」と釈明。追徴課税も含めて38億ウォンを納付したとし、ソン・ヘギョ自身も謝罪会見を開いた。

しかし人気はガタ落ちで、当時ネット上では「ソン・ダルセ(脱税)」などと皮肉られた。そこから愛国活動で少しずつ好感度を取り戻し、今ではトップスターとして活躍しているが、彼女からすれば思い出したくもない過去だろう。

模範納税者ではないももの、国税庁の納税キャンペーン広報大使を務めたカン・ホドンも、2011年に脱税が発覚。“国民的司会者”として絶大な人気を誇っていたが、1年間の芸能活動休止に追い込まれた。

いずれにしても韓流スターたちにとって税金は、毒にも薬にもなりうるということだけは間違いなさそうだ。