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“ワールドカップ美女”は誰だ!? もはや韓国は美人サポーター探しで盛り上がるしかないのか

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
ソウルの光化門で応援するサポーター(写真提供=FA Photo)

コロンビア戦の大金星をきっかけにワールドカップへの関心度が一気に高まり、今やテレビのワイドショーでは連日のようにサッカーの話題が取り上げられている日本。

『週刊スピリッツ』の表紙をユニホーム姿の女性タレントが飾ったり、おのののかの4年前のユニ姿が反響を集めたりと、美女サポーターたちにも注目が集まっているという。

それはお隣・韓国も同じだ。韓国では2002年の日韓ワールドカップ以降、韓国メディアが“ワールドカップ美女”を探すことがひとつの話の種になっている。

毎回見つけ出される“ワールドカップ美女”

きっかけとなったのは、2002年にその美貌とグラマラスなスタイルから“ミス・ワールドカップ”と呼ばれた“応援ビーナス”ミナの登場だ。

一般人ながらセクシーな姿で韓国代表を応援し、世界中のメディアから取り上げられた彼女を初代として、韓国メディアはワールドカップが開かれるたびに“ワールドカップ美女”を見つけ出すようなった。

(参考記事:【画像】韓国の“歴代ワールドカップ美女”を一挙ご紹介!! ロシアW杯でも現れるか?

2002年のミナ(初代)以降、2006年のハン・ジャンヒ(2代目)、2010年のキム・ハユル(3代目)、2014年のユ・スンオク(4代目)といった具合だ。今や“ワールドカップ美女”を決めることが4年に一度の恒例となっているほどだ。

興味深いのは、そんな“ワールドカップ美女”たちの多くが、大会終了後に芸能界で進出していることだ。

例えば初代のミナは、ワールドカップを機に多くのメディアで取り上げられ、歌手デビューしている。2代目ハン・ジャンヒも歌手デビューしているし、4代目のユ・スンオクはのちに“奇跡のDカップ女神ボディ”と呼ばれ、韓国“マッスルブーム”の火付け役にもなっている。

“ワールドカップ美女”が芸能界進出や知名度アップのためのひとつの登竜門的な存在になっているわけだ。

それだけに、韓国のスポーツ新聞などを見ると「ワールドカップ美女5代目は誰だ?」「誰々が5代目に即位」といった見出しを散見することも多くなってきた。

“5代目”候補はビキニ女神?

では、現在“ワールドカップ美女”の5代目候補となっているのは誰か。

韓国の大手スポーツ紙『スポーツ・ソウル』によれば、別名“ビキニ女神”と呼ばれるシン・セロムが有力のようだ。

(参考記事:【画像あり】“ビキニ女神”に大興奮!! 「彼女がワールドカップ応援美女の5代目だ!!」

仁川(インチョン)に住んでいるシン・セロムは、韓国のワールドカップ初戦があった6月18日、サッカーファンが集うソウル光化門(クァンファムン)広場に友人と駆けつけそうだが、その美貌とファッションで人々の注目を集めた。

そしてカメラ記者たちが「ひっきりなしにフラッシュを浴びせた」(『スポーツ・ソウル』)という。

現場はプチ撮影会のようになり、彼女自身も「面食らってしまった」とコメントしていたが、明らかに目立つ露出度が高い格好をしているのだから、彼女にも責任の一端はあるだろう。

“へそ出しユニホーム”が大反響の美少女も登場

シン・セロムのように応援現場で発見されるワールドカップ美女もいれば、別のアプローチから話題になる女性も出ている。

サッカー韓国代表応援アルバム『We, the Reds』に楽曲が収録され、“へそ出しユニホーム”姿が注目を集めているハン・ジユンだ。

ハン・ジユンは、“ソヨン”という名でプロジェクトバンドRockit Girlのメンバーとして活動しており、彼女たちの楽曲『私たちは大韓民国』が前出の応援アルバムに収録されている。

そのハン・ジユンは、韓国を代表するミスコン「ミス春香(チュニャン)」で最年少入賞を果たした美少女でもあるだけに、ワールドカップ美女5代目となる可能性も低くないだろう。

「死の組」と呼ばれるF組に入り、初戦のスウェーデン戦に続いてメキシコ戦も落とした韓国だが、彼らを応援しようという人たちはまだまだ多い。

実際、グラビアモデルのチェ・スジンとムン・セビン、ガールズアイドルGirlsDayのヘリ、トロット歌手のソル・ハユンなど、韓国で人気のさまざまな美女芸能人たちが赤いユニホーム姿になって、熱い声援を送っているという話も連日のように耳に入ってくる。

状況が厳しいからこそ、応援は大きな力になる。彼女たちの声援に応えるためにも、韓国代表には最後の最後まで死力を尽くしてほしいところだが……。

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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