Yahoo!ニュース

美女トレーナーに囲碁女神…日本の俳優や腹筋女子も参加してきた美ボディ大会とは?

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
写真提供=SPORTS KOREA

本日6月6日、韓国の首都ソウルに位置する高級ホテルで『2018 NABBA/WFF アジア・ノービスクラシック』と銘打たれた“美ボディ”コンテストが行われる。

NABBAとは、「National Amateur Bodybuilders Association」(全米アマチュアボディビル協会)の略で、NABBAはあのアーノルド・シュワルツェネッガーも輩出した権威ある団体だ。そのNABBAが伝統的なボディビルを追求するとすれば、WFF(World Fitness Federation)はフィットネスに重きを置いた団体で、両団体の韓国支社的存在がNABBA/WFF KOREAである。

NABBA/WFFは2013年から韓国で大会を開催していたが、韓国でその名を一躍有名にしたのは、“国宝級ヒップライン”の称号で知られる美女トレーナーのシム・ウトゥムだ。

(参考記事:ダイエット本も発刊!! “国宝級ヒップライン”のビキニ女神、シム・ウトゥム)

どこにでもいそうなフィットネスジムのトレーナーに過ぎなかった彼女だが、『2015 NABBA WFF コリア・グランプリ』で数々の賞に輝き、その実績を引っ提げてテレビのバラエティ番組にも出演。ガールズグループ少女時代のリーダーであるテヨンに似ていると話題となり、今ではモデル・タレントとして活躍している。

韓国の“マッスル・ブーム”を牽引する『マッスル・マニア』も、“奇跡のDカップ女神ボディ”ユ・スンオクの登場で知名度が一気に上がっているが、『NABBA/WFF』もひとりのスター誕生によって、その存在が広く知られるようになったというわけだ

しかも、『マッスル・マニア』同様に次々と新たな“マッスル・クイーン”たちを輩出している。

例えば『2016 NABBA/WFF アジア・オープンチャンピオンシップ』ではファン・アヨンが登場。21歳までプロゴルファーを目指すもその道を断念し、ヨガ・インストラクターに転身した彼女はビキニ部門でグランプリに輝き、大きな話題になった。

『2017 NABBA /WFF ノービス・ファイナル』では異色の経歴の持ち主も登場している。

その名はキム・ヨウォン。別名は“囲碁女神”という。囲碁6段の腕前で韓国の専門番組『囲碁TV』でキャスター兼解説者を務めてきた彼女が、昨年の『NABBA /WFF』に出場して話題になったのだ。

(参考記事:碁石をダンベルに変えて。美ボディすぎる“囲碁女神”キム・ヨウォンを直撃!!)

このように異色の経歴の持ち主たちを次々と輩出してきたのが『NABBA /WFF』の特長だが、注目すべきもうひとつの特色がある。

『2016 NABBA /WFF ファイナルグランプリ』に「バキバキの腹筋女子」として知られるスポーツインストラクターの渋谷美穂さんが出場しているし、俳優の金子賢氏は『2016 NABAA/WFF アジア・チャンピオンシップ』でフィットネスモデル部門TOP 10入賞。日本からの参加者も多い大会なのである。

もちろん、今回の『2018 NABBA /WFF ノービス・クラシック』にも日本人選手は出場する。

気になって主催者に問い合わせてみると、送られてきたエントリーリストにはKANAIDA、TAKATSUKA、OSAKO、TAKADAと4名の日本選手の名前を確認することができた。

韓国語と英語表記のエントリーリストなので、本名までは確認できなかったが、今回も日本人選手が参加することに間違いないだろう。

昨年は日本の野本護氏が『2017 NABBA /WFF NOVICE FINAL』の3位に輝き、大会の華と言えるミス・ビキニ部門では16人の美女たちが鎬を削り合った、韓国の“美ボディ”コンペティション。日本からの参加者たちが華々しい栄誉を手にすることを期待したい。

(参考記事:【画像あり】美ボディお姉さんの「ビキニ姿」に悶絶!! 韓国マッスル大会に潜入してみた)

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

慎武宏の最近の記事