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現役女子大生なのに“マッスル美女”。イ・フィジンの「しなやか美ボディ」がスゴい

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
イ・フィジン(写真提供:SPOMAX/MUSCLE MANIA KOREA)

マッスル・ブームが高まる韓国で、“フィットネス界のビーナス”と呼ばれる現役女子大生がいる。イ・フィジンがその人だ。

彼女の名を知らしめたきっかけは、昨年9月に行われた韓国最大のフィットネス&ボディビル大会『マッスルマニア』でフィットネス部門1位、コマーシャルモデル部門1位に輝いたことだった。

(参考記事:写真18連発!!韓国“美ボディ女神”の祭典をプレイバック!!

そんな彼女の美ボディは、どのようにして作られているのか。そう質問すると、イ・フィジンは自身の身体の部位を指さしながら、こう教えてくれた。

「ヒップラインが最高!!」の評価

「肩やヒップのトレーニングに力を入れていますね。大学で現代舞踊を専攻していることもあって、私のボディラインはステージに上がると細く見えてしまうんです。だから、シルエットを少しでも大きく見せるために肩の運動を重視していますし、ヒップを鍛えてボリューム感を出しています」

実際、イ・フィジンはヒップの美しさが高く評価されている。

フィットネス専門誌『MAXQ』でモデルを務めた“ラスベガス・グラビア”が公開された当時は、韓国メディアもそのヒップラインの美しさを絶賛していた。

(参考記事:ラスベガスでも熱視線を浴びたマッスル美女イ・フィジンのビキニ姿

また、『マッスルマニア』直前には、食事管理を徹底したという。

「出場者の方々は、身体を絞るために食事の量や品目を減らすことに苦労すると聞きますが、私は逆で。舞踊のために細いスタイルを維持するのに慣れていたので、鶏むね肉などたんぱく質をたくさん摂らなければいけなかったのが大変でした。ガムシャラに食べていましたね(笑)」

体作りにおいてストレッチも大切

細身の彼女が、鶏のむね肉をひたすら食べている姿を想像しただけで思わず吹き出しそうになってしまったが、興味深かったのは、イ・フィジンがその体作りにおいてもっとも重視したことだ。

韓国に限らず、ダイエットや美ボディ作りの成功者たちが注目されるとき、トレーニングや食事管理方法などに焦点が当たりがちだが、イ・フィジンはストレッチの重要性も強調したのだ。

「ストレッチはとても重要です。怪我をしたら元も子もないですし、ストレッチを怠ると筋肉痛もひどくなる。骨盤も歪んでしまいます。私は朝起きたらストレッチをして、テレビを見ながらストレッチをして…と、日常的に行っていますよ。舞踊の前後にかならずストレッチをしていることもあって、ストレッチは生活と一体になっています」

最近は、韓国メディアでストレッチ法を紹介することもあるというが、メディア出演が増えたことで生活も変化しているという。

昨年末には、イ・フィジンを含め2017年を代表するマッスル美女4大女神が表紙を飾った“年納めグラビア”の撮影がきっかけで、フィットネス仲間もできた。

「実は大会以外の場で4人が顔を合わせるのは、このグラビア撮影のときが初めてだったんです。だから最初はちょっとギクシャクしていて(笑)。でも、撮影しているうちに仲良くなって、今ではプライべートでも一緒に遊ぶぐらいの仲になりました」

キュート&セクシーなSNSに反響

イ・フィジンは、この撮影メンバーに限らず、同じく美ボディ作りに励む者たちと情報交換をすることも少なくないという。

例えば『マッスルマニア』出場者たちがSNSにアップしたトレーニング法などからも学んでおり、“脱アジア級ボディ”とされるレイヤンをはじめ有名フィットネス・タレントたちの投稿もチェックしているという。

もっとも、イ・フィジン自身のSNSにもファンは多い。

最近は彼女がSNSに投稿した写真がメディアで取り上げられることもあり、ファンからもさまざまな反応が寄せられている。

(参考記事:【画像あり】キュート&セクシーな現役女子大生“マッスル美女”イ・フィジンのSNSがスゴい!!

「『マッスルマニア』で受賞して以来、多くの方が私のことを“フィットネス・タレントのイ・フィジン”として見ていることを感じています。だから、これまではSNSに食べ物や日常的な写真を載せることが多かったんですが、最近は控えるようになりましたね。

今は単純にジムで過ごす時間が多いので、気づいたらトレーニングの写真や動画ばかりになっていて、自分でも変化に驚いています。私の投稿を見て刺激を受けてくださることは、とてもうれしいですね」

数年前までは、ごくごく平凡な女子大生に過ぎなかった彼女が、今や“フィットネス・タレント”として注目され、多くの反響を得ている背景には、韓国でフィットネス人気が高まっていることもあるだろう。

そんな韓国の状況について、現役女子大生マッスル美女はどう考えているのか。それについては次回で紹介したい。(つづく)

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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