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ミス・コリア出身の“美ボディ女神”ソン・ソフィが披露する「理想の美尻」の作り方

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
ソン・ソフィ(写真提供:SPOMAX/MUSCLE MANIA KOREA)

近年、健康志向が高まり、“マッスル・ブーム”盛り上がっている韓国。体を鍛える女性も増えているが、そのロールモデルとなっているのがソン・ソフィだ。

ミス・コリア慶南大会で「美」部門グランプリに輝いた経歴を持ち、韓国最大のマッスル大会『マッスルマニア』のビキニ部門でも1位を獲得。その美貌とスタイルに憧れる韓国女性は数多い。

フィットネス業界では絶大な支持を得ており、この年末年始には、モデルを務めた“マッスル美女カレンダー”も飛ぶように売れた。

(参考記事:【特別入手】美ボディ女神が全員集合!! 韓国ヘルス誌の「ビキニカレンダー」を一挙公開!!

今回は、そんな彼女の美ボディのヒミツに迫りたい。

「美尻」に視線が集中

早速、質問を投げてみると、ソン・ソフィは普段の運動についてこう教えてくれた。

「1週間に少なくとも3~4回は運動しています。ウェイトトレーニングを1時間。それから、有酸素運動として、天気のいい日は漢江(ハンガン)のほとりを歩いたりしています」

普段のトレーニング・スケジュールについて問うと、明るく楽しそうにこう話したソン・ソフィ。

さらに詳しく聞くと、彼女は特定の部位に重点を置いてトレーニングを行っているという。

「ヒップと腹筋です。私が出場したビキニ部門は、ボディラインが重視されますから、きれいな“Sライン”を作るために、ヒップと腹筋の運動に力を入れました。女性らしいボディラインを作るためには、この2点を鍛えることが欠かせないんです」

実際、ソン・ソフィは韓国でそのヒップ・ラインが称賛されることが少なくない。

ソン・ソフィは自身のSNSに公開したトレーニング写真がメディアで取り上げられることも珍しくないが、多くのメディアはその記事に、“アップルヒップ”と見出しを付けて「新鋭マッスル女帝」とさえ報じているほどだ。

日本でも最近、“美尻の魔術師”岡部友がテレビや雑誌で取り上げられるなどしているが、韓国でも“美尻”が世の女性たちの憧れなのだ。

ズボンのサイズは27インチに固定

また、ソン・ソフィは日常的にこんな努力もしているという。

「自分の体型は毎日、鏡を見てチェックしますし、ズボンのサイズも27インチに固定しています。そのサイズを基準にして、オーバーするようだったら、すぐに運動に取り掛かります」

以前、独占インタビューを紹介した“上位1%の神ボディ”とされるイェ・ジョンファも、「自宅などの日常でできる運動法を探して実践するのが私のスタイル」と語っていたが、ソン・ソフィにとっても体作りは、日常と切り離すものではないようなのだ。

大会前には、食事も徹底的に管理しているという。

「オフシーズンになるとつい食べ過ぎてしまうので、大会前には体を絞るために、食事には特に気を使います。鶏むね肉中心の食事にして、炭水化物は極力少なく摂ります。もちろん、大会前は食事制限だけでなく、運動をほぼ毎日に増やすなど、トレーニングの回数と強度も増やしますよ」

ステージで光る表現力

ただ、彼女が高い評価を得ている理由は、その美ボディだけにあるわけではない。

インタビューに同席した『マッスルマニア』のキム・ハンリム責任プロデューサーは、ソン・ソフィのことをこう評価した。

「彼女は、ステージ上での表現力がずば抜けているんです。力まず、自由で、堂々としている。大会側が求めていることをよく理解しています」

実際、『マッスルマニア』では、肉体美だけでなく、ステージ上でのポージングや表情も大きな採点基準となっているが、ソン・ソフィはその表現力をどこで身に付けたのか。

(参考記事:【写真と動画で解説】韓国美ボディの祭典「マッスルマニア」を楽しむ方法

「ミス・コリアに出場した経験が大きいですね。もともとは人前に出るのが苦手だったんですが、ミス・コリアに出場したことでステージにも慣れて、余裕を持てるようになりました。特に、ミス・コリアで重視される笑顔は、『マッスルマニア』でも生かされていると思います」

出場者の整形疑惑や国際大会への出場権を失ったことによる権威失墜など、近年はさまざまなトラブルや疑惑にもさらされるミス・コリアだが、韓国では言わずと知れたミス・コンテストの代名詞だ。

(参考記事:整形告白や権威失墜に揺れる“ミス・コリア”の真実)

そのミス・コリア出場体験が、ソン・ソフィのステージ度胸の原点だという。ただ、ソン・ソフィは、ミス・コリアよりも『マッスルマニア』の方が、より自分らしさを表現できるとも語る。

「私は性格がサバサバしていているので、女性らしく振る舞う必要があるミス。コリアでは、ちょっとキャラを作っていたんです。それに比べて『マッスルマニア』は、アクティブで躍動的な大会ですから、ありのままの自分でステージに立てた気がします。本来の自分のキャラを認めてもらえたことがうれしかったですね」

そんなソン・ソフィに憧れて体を鍛える女性も多いが、韓国でフィットネス人気が高まっていることを、彼女はどう見ているのか。次回は、韓国で勢いを増す“マッスル・ブーム”に対する彼女の思いを紹介しよう。(つづく)

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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