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韓国女性がロールモデルにするミス・コリア出身の“美ボディ女神”ソン・ソフィとは?

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
ソン・ソフィ(写真提供:SPOMAX/MUSCLE MANIA KOREA)

近年、韓国では健康志向が高まり、韓国各地では数多くのフィットネス&ボディビル大会が開かれている。

ざっと調べてみると、今月だけでも、『NICA KOREA ファーストチャンピオンシップ』(3月10日)や『ワールドスポーツ・トップモデルショーin KOREA』(3月15日)、『フィットネススター』(3月24日)、『KOREA ATHLETIC FITNESS FESTIVAL』(『3月31日』)などが予定されている。

こうした大会を目指して美ボディに磨きをかけている女性たちも増えているが、そのロールモデルとなっているのがソン・ソフィだ。

2015年の『ミス・コリア慶南』で「美」部門グランプリを受賞。2016年にラスベガスで行われた『マッスルマニア』世界大会でコマーシャルモデル部門4位に入り、昨年4月には『マッスルマニア』韓国大会でミズビキニ・トール部門1位に輝いている“マッスル美女”である。

韓国最大のボディビル&フィットネス大会である『マッスルマニア』は、“奇跡のDカップ女神ボディ”ユ・スンオクをはじめ数多くのスターを輩出してきたが、ソン・ソフィも同大会をきっかけにその名を知らしめた一人だ。

最近はテレビのバラエティ番組などにも出演しており、その注目度は彼女が自身のSNSを更新するだけでニュースになるほど高い。

(参考記事:大胆水着写真も!!「アップルヒップ」を持つ”新鋭マッスル女帝”ソン・ソフィに視線集中!!

そんなソン・ソフィに、ソウルで独占インタビューを行った。

いまや“教材”となっている美ボディ

「現在はモデル活動やテレビ出演のほかに、トレーナーとしても活動しています。ピラティスなど、運動を教えることに興味があって、勉強中なんです。生徒を受け持って実際に指導もしていますし、メディアの取材を受けてトレーニング方法を教えることもありますよ」

手始めに現在の肩書について問うと、そう言ってその活動について教えてくれたソン・ソフィ。彼女がフィットネス業界でも支持を得ていることが伺えたが、『マッスルマニア』でも、彼女は出場者たちのお手本として紹介されている。

大会には400~500人の出場者が集まるが、事前に行われる講習会では、ソン・ソフィのポージング映像が“教材”として使用されているのだ。

(参考記事:写真20連発!! 今年のマッスル美女は誰だ? 韓国で行われたマッスル大会の熱い現場を見よ!

『マッスルマニア』での受賞をきっかけに、フィットネス・スターの座に上り詰めたわけだが、ソン・ソフィも受賞後の周囲の反響には驚いたという。

「私はもともと結構ぽっちゃりしていたんですが、大会に出るために体をかなり絞ったので、その変化に周りの人たちがびっくりしていましたね。運動の方法を教えてほしいと言われることも増えました。ダイエットを指導してほしいと頼んでくる友人もいますよ」

『マッスルマニア』を見て直感

意外だったのは、彼女が美ボディ作りに取り組むようになった理由だ。聞けば、過去には体重が70kgまで増えたこともあったそうで、それがひとつのキッカケになったという。

「高校生のときにアメリカに交換留学にいったんです。そのとき10kgぐらい太ってしまって。その体型のまま大学に進学したんですが、やっぱり大学生ともなれば、色気づくじゃないですか?(笑) それで、このままではだめだ、もっとかわいくなりたい!と思い立ち、ミス・コリアの出場を決めたんです。

でも、本格的に運動を始めるきっかけとなったのは、ミス・コリアが終わった後のことでした。たまたま『マッスルマニア』のことを知って、出場者たちの鍛え上げられた肉体を見たとき、その姿がとってもかっこよく見えたんです。“私が求めていたのはこれだ!”と直感しました」

ソン・ソフィに限らず、『マッスルマニア』に影響を受けて運動にハマった“マッスル美女”は少なくない。

以前、独占インタビューを行った“脱アジア級の無敵の美ボディ”レイヤンも、「大会のことを考えて運動するからモチベーションも上がりました」と語っていたが、それだけ『マッスルマニア』の影響力が大きいということだろう。

モデルを務めたカレンダーが即完売

ただ、だからこそ体型を維持するのは難しいとソン・ソフィは言う。

「私、食べるのが大好きで、気を抜くとすぐ太ってしまうんですよ。いまも大会シーズンと比べて8kgも体重が増えちゃっているんですよ。ほら、このカレンダーの写真も別人みたいですよね?(笑)」

そういってソン・ソフィが指差したのは、韓国のフィットネス専門誌『MAXQ』が昨年末に発売した「ビキニカレンダー」だ。

ソン・ソフィをはじめ、“マッスルクイーン”チェ・ソルファや“感動マッスル美女”イ・ヨンファなどがモデルを務めており、発売後に即売り切れとなるほどの人気を集めた。重版分も完売となったという。

(参考記事:【特別入手】美ボディ女神が全員集合!! 韓国ヘルス誌の「ビキニカレンダー」を一挙公開!!

「カレンダーの撮影は、楽しかったですね。私は気分よく撮影するのが好きなので、休憩中にドーナツもクリスピーも食べました。みんな不思議そうに見ていましたが、でも、食べた瞬間にすぐ太るわけではないですよね? だから、撮影には問題がないし、そのあとにしっかりと運動して体を絞るから、私はこれでいいんです(笑)」

しっかり食べてしっかり運動する。ポジティブでメリハリのある性格も彼女の魅力なのだろうが、では一体、どのようにして大会の度に肉体を鍛え直しているのだろうか。

ソン・ソフィの美ボディのヒミツが知りたくなった。(つづく)

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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