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美しすぎる美女トレーナー・レイヤンが語る「無敵の美ボディ」のヒミツ

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
韓国の“美のアイコン”レイヤン(写真提供:TOVIS MEDIA)

無敵の美ボディはどうやって作られた?

韓国の新たな“美のアイコン”となったレイヤン。彼女は「韓国人とは思えない!!」と視聴者を感動させたCMで一躍有名人になった。

(参考記事:【動画付き】“無敵の美ボディ”と騒がれるミスコリア出身トレーナー、レイヤンに注目!

そんなレイヤンだが、運動だけで今のスタイルを作ったとは言わない。「実は運動よりも食生活のほうが大切」というのが彼女のダイエット哲学だ。

「以前、体重が70キロくらいあって太っていた時期は、お菓子やアイス、パンなどを好んで食べていました。でもそういった食べ物ばかりだと、体に疲労感がたまります。

韓国には“食事が補薬”という言葉がありますが、健康的に痩せるためには、まず何を食べるべきかを知ることが大切。人は体が好むものより、口が好むものを選びがちです。

私もまずは食生活を変えました。体に筋肉があってこそ太らない体質になるので、たんぱく質を中心にした食事にしました。最初はとても苦労しましたよ。

でも、運動をすることで食欲をコントロールするホルモンが出てきます。運動をすることで食生活が変わり、食生活を変えるためにさらに運動をする。そうやって生活の習慣を変える期間が2カ月くらいありました」

運動を始める前に、食生活を改善することが大切と話すレイヤン。運動は美しいラインを作るためにするものというのが彼女の持論のようだ。

「食」の改善が美ボディの秘訣

レイヤン自身もそうであるように、「マッスルマニア」に出場したマッスル美女たちは、美しい体のラインを持っている者が多い。

例えば、「腹筋が美しく、健康美あふれるSライン(腰のくびれ)が特長」といわれている菜々緒にそっくりな“マッスル美女”ユン・ウンビだ。大会後と現在では、体つきが若干違う。

(参考記事:菜々緒にクリソツの“マッスル美女”ユン・ウンビのSライングラビアに熱視線!!

「食生活を改善しないで運動をしたらどうなるか。体は健康になりますが、健康な豚になってしまいます(笑)。ダイエットというと運動をすぐに思い浮かべる人もいると思いますが、まずは食事が重要です。

反対に、運動をせずに食事を取らない人もいますよね。たしかに、肉は落ちます。しかしガリガリになってしまい、健康的に痩せることは難しい。食事と運動のバランスが大切になってきます」

これらは彼女自身の経験から得た知識だ。実体験だけに、説得力があるだろう。韓国の多くの人が彼女を支持する理由も、そんなところにあるそうだ。

「私は13キロ痩せるために、7カ月かかりました。おもしろいことに、6カ月の間は3キロしか落ちませんでした。でも、7カ月目で一気に落ちた。

その一気に痩せる期間まで耐えられず、私は痩せないと諦めてしまう人が多い。その時間を楽しむくらいのメンタルを持って、運動することが大切です」

以前、“奇跡のDカップ女神ボディ“ユ・スンオクをインタビューしたのだが、彼女も「最初から今のスタイルをしていたわけではありません」と話していた。

努力によって美しいカラダを手に入れた。だからこそ、レイヤンたちの言葉には説得力がある。レイヤンの注目度は、SNSに写真をアップするだけで韓国メディアが記事にしてしまうほどだ。

SNSには“刺激写真”もアップ!?

「インスタでは、悩みを相談してくれる人もいます。こういうときはこうすればいいか、と。私が運動している動画を上げると、レイヤンはこうやって運動しているのか、私もやってみようと思ってくれる人もいます。

“刺激写真”という言葉をご存知でしょうか? その写真を見ると、私もこうなりたい!と思えるような写真です。これから夏に向かって、刺激写真もSNSに上げていきますよ。みんなが健康になれるように(笑)」

(参考記事:“無敵の美ボディ”で知られるレイヤンのSNSがスゴい!!

注目が集まり、テレビ出演なども増えたことで、レイヤンの声は多くの人に届くようになった。彼女はそれがうれしいと話す。

「以前は自分の目の前の人にしか自分の考えを伝えることができませんでしたが、今は多くの人に伝えられます。“こうなるためにはどうすればいいか”という疑問に、自分が答えられるということがうれしいですね。

最近は、インスタグラムなどに自分が運動する姿をアップする女性が本当に多いですよね。私のスタイルは努力で作られたものだと知ると、多くの人が“自分もできる”と勇気を持ってくれます。それが何よりうれしいんですよ」

“美のアイコン”となったレイヤンは、すでにテレビドラマなどにも出演している。韓国メディアが選定した「マッスル・クイーンTOP10」などには入る対象ではなく、すっかりタレントとして活躍しているのだ。次回は、そんな一面にも迫ってみたい。(つづく)

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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