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韓国ゴルフ誌が調査したイ・ボミらスター選手たちのオモシロ関連キーワードとは?

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
イ・ボミの所属先は韓国でも関連キーワードとして有名!?(写真提供:KLPGA)

本日10月7日から始まる女子プロゴルフの「スタンレーレディス・ゴルフトーナメント」。初日の注目はやはり、9時50分からスタートする第12組だろう。昨季賞金女王にしてディフェンディングチャンピオンのイ・ボミと、先週のメジャー大会「日本女子オープン」で17歳のアマチュアながら優勝した畑岡奈紗の同組が実現するのだ。

畑岡の快挙は韓国にも伝わっているだけに、韓国メディアも「イ・ボミ、スタンレーレディス初日でアマチュア強豪の畑岡とショット対決」(『亜洲経済』)と注目している。

そんな韓国メディアのひとつである『月刊ゴルフダイジェスト』(日本の同名誌とは異なる)が最新号で面白い企画をしていた。

題して、「ゴルフスターたちと関連キーワードの真実」。韓国国内の大手ポータルサイト2社の検索窓で有名選手の名を入力すると、どんな関連ワードが出てくるかを調査し紹介した企画だ。関連ワードは過去の検索実績に基づいて浮上するだけに、韓国で人気ゴルファーたちがどんなキーワードで検索されているか参考にもなるので紹介したい。

例えば、日本ツアーQTを受験中で来季の日本進出の可能性もある“韓国女子ゴルフ界のセクシークイーン”アン・シネには「美女ゴルファー」「インスタグラム」などが付いてくる。言うまでもなく彼女は美女ゴルファーとして有名で、そのプライベートを自身のSNSなどにアップすることから紐付いた関連ワードなのだろう。

「HOT」「pictures」「bikini」という単語も浮かび上がったという。最近は世界展開されている男性誌『MAXIM KOREA』で、セクシーな牛革タイトスタート姿を披露したことから、その名が海外でも広く検索されている証かもしれない。ちなみに過去に熱愛報道があった俳優の「パク・ユチョン」も浮かぶという。

同じく日本ツアーのQTを受験しており“美女ゴルファー”として人気のユン・チェヨンは、さすが唯一の8年連続KLPGA広報モデルだけあって「KLPGA広報モデル」という関連ワードが浮上したという。ユン・チェヨンは「身長」「小顔」「スタイル」など外見に関する関連キーワードも多かった。

以前、彼女にインタビューしたとき、「8等身はちょっと大げさ。もっと背が高くないと(笑)」と謙遜していたが、韓国のファンはそう思っていないようだ。

また、韓国の国民的英雄にして“生きるレジェンド”朴セリは「結婚」「父親」「財産」「土地」「アメリカ自宅」「裸足」など家族や資産に関する関連キーワードが多く、男子ゴルフの代表格チェ・ギョンジュも「賞金」「財産」「離婚」「バンカーショット」などが多かった。

チェ・ギョンジュは「タンク」という愛称があるのだが、それが関連ワードでついてくるのではなく、代わって「引退」の文字が浮上したことに韓国の『ゴルフダイジェスト』編集部は注目していた。年齢的にそろそろ引退の時期が来ているのではないかと、韓国ファンたちは考えているのかもしれない。

このほか、ジェイソン・デイ(「ドライバースイング」「少年時代」)、タイガー・ウッズ(「財産」「優勝回数」「女性遍歴」「没落」)、ジョーダン・スピアーズ(「グリーンジャケット」「ガールフレンド」「チキンウイング」)など、スーパースターたちの意外な関連キーワードが紹介されていたが、チョン・インジやパク・インビらアメリカで活躍する選手と並んでイ・ボミの名前もあった。日本でプレーする韓国人選手で取り上げられていたのは、イ・ボミだけだ。

イ・ボミには、「日本」「日本人気」「故郷(出身)」「本間ゴルフ」「スイング」などが関連ワードとして上がってきたという。所属する「延田グループ」や「ポルシェ」もあったらしいが、意外だったのは「ビキニ」「モムメ(体つき)」という言葉も浮上したこと。ただ、それはどうやら同姓同名の“マッスル美女”で、ゴルフのイ・ボミのことではなさそうだ。

そのイ・ボミには、「キム・ハヌル」という関連ワードもついてきたという。同年代で同じ建国大学の同窓生である2人が、親友でありライバルであることは日本でも有名だが、韓国でも2人を関連づけて検索されることが多いようだ。

ちなみにキム・ハヌルのは「スタンレーレディス・ゴルフトーナメント」には出場せず、韓国で昨日から始まった「HITE眞露チャンピオンシップ」に出場している。

キム・ハヌルと同じく日本で活躍するチョン・ミジョンや先週の「日本女子オープン」に出場した“メジャークイーン“のチョン・インジも出場(チョン・インジも関連ワードが紹介されていた)。「HITE眞露」は3人のスポンサーでもあり、同大会は韓国のメジャー大会のひとつでもあるだけに、3人だけでなく久々に“韓国美女ゴルファー神セブン”が揃い踏みとなっている。

そんななかで注目されているのが、キム・ハヌルだ。キム・ハヌルは同大会と相性が良く、2011年大会では優勝、2012年大会ではホールインワンも記録している。

この週末、韓国の検索窓を賑わすのは誰か。イ・ボミもキム・ハヌルも優勝すれば、韓国のポータルサイトで検索時、「復活」の関連キーワードがついてくることになるだろう。

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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