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リオ五輪開幕!韓国にもいた!!美女アスリート厳選ベストイレブンは誰だ!?

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
新体操の“妖精”、“国民の妹”と呼ばれるソン・ヨンジェ(写真:ロイター/アフロ)

いよいよスタートするリオデジャネイロ五輪。雑誌やテレビでは「なでしこアスリートに密着」(『週刊現代』)など、リオ五輪で活躍が期待されている日本の美女アスリート特集を多く見かけるが、今回はお隣・韓国の美女アスリートも紹介しよう。

今回のリオ五輪で韓国が最も期待し注目しているのは、新体操のソン・ヨンジェだろう。その美しさから“妖精”と呼ばれ、愛くるしいルックスから“国民の妹”とも言われる。そんな彼女の成長を追いけてきたメディアも多く、ソン・ヨンジェ自身が「最後のオリンピック」と位置づけていることもあって、彼女の成長の軌跡も特集されているほどだ。

(参考記事:“新体操の妖精”ソン・ヨンジェの名場面・珍場面・胸キュン場面ベスト32

ソン・ヨンジェは韓国放送広告振興公社が発表した「韓国人がオリンピックで見たいと思う選手アンケート」では2位に選ばれているが(1位は男子サッカーのソン・フンミン)、続く3位に選ばれ逃し女子アーチェリーのキ・ボベだ。

“神の弓”と呼ばれるキ・ボベは色白の美肌美人としても有名で、“韓国5大美女アスリート”のひとりにも数えられている。また、アーチェリーのキャプテンを務めるチャン・ヘジンは“美女弓師”というニックネームが付けられている。ふたりとも金メダル候補でもあるだけに、注目も大きい。

(参考記事:アーチェリー強国の期待集める“神の弓”キ・ボベと“美女弓師”チャン・ヘジン

このアーチェリー以上に美女アスリートが多いことで知られているのが、この欄でも前回紹介したフェンシングだ。“超美女剣客”と呼ばれるキム・ジヨン、“ママさん騎士”ナム・ヒョニ、“1秒に泣いた涙の女王”シン・アラム、そして1993年生まれの“若き美女フェンサー”と呼ばれるユン・ジスなど錚々たる顔ぶれが揃っている。

美女剣客にママさん騎士!! 意外と力をつけている韓国フェンシングの実力 ヤフーニュース個人 2016/08/03

まさにアーチェリーとフェンシングは韓国自慢の“美女軍団”といったところだが、そのほかの種目でも韓国で注目を集める美女アスリートは多い。

例えばバトミントンのソン・ジヒョンだ。「20年ぶりに現れた韓国女子シングルスの五輪メダル候補者」と期待される彼女は、両親もバトミントン選手。父はバトミントン韓国代表監督で、母はバトミントンがまだ公開競技だった1988年ソウル五輪で金メダルに輝いていることもあって、“韓国バトミントン界の公主(=プリンセスという意味)”とも言われている。

テコンドーや柔道といった格闘技種目でも注目されている女性アスリートはいる。2011年と2013年の世界選手権で金メダルを獲得し、2014年の仁川アジア大会でも金メダルに輝いた“テコンドー・クイーン”キム・ソヒ、柔道の キム・ジャンディには韓国女子柔道初の金メダルの期待がかかる。

個人的に注目しているのは卓球のソ・ヒョウォンだ。今年で29歳になるベテランだが、韓国ではその可愛いルックスから “卓球美女”、“卓球オルチャン(美顔という意味)”と呼ばれており、卓球王国・中国でも人気らしく現地の24媒体で取り上げられたほど。中国では「福原愛を超える韓国の“卓球女神”」と報じられたこともあるという。

(参考記事:中国では「福原愛を超える韓国の“卓球女神”」の声もあるソ・ヒョウォン

もっとも、実力的には福原愛、石川佳純、伊藤美誠ら日本卓球女子には及ばないだろう。ソ・ヒョウォンは前回ロンドン五輪にも出場しているが、ノーメダルに終わった。柔道のキム・ジャンティも同じ階級には日本の松本薫がいるだけに、メダル獲得までの道程は険しく、簡単ではないだろう。

ただ、それでもやはり期待してしまうのがオリンピックだ。彼女たちも外見やルックスばかりに注目が集まるのではなく、結果で語り注目されたいと願っているはず。まして韓国では昨今、女子スポーツの台頭が目立つ。ここに紹介した種目やアスリートだけではなく、女子ゴルフ、女子ハンドボールなども有力なメダル候補で、女子アスリートたちの躍進のほうが期待されているところもある。

果たして今回のリオ五輪で韓国の“美女アスリート”たちはその期待に応えることができるだろうか。ちなみに日本では“なでしこアスリート”なる言葉もよく使われるが、韓国では女性アスリートを“太極娘子(テグッ・ナンジャ)”と総称することが多い。

“なでしこアスリート”と“太極娘子”。リオ五輪では日韓の女性アスリート対決もいくつか実現しそうで、女子バレーボールでは予選リーグの初戦がいきなり日韓戦でもある。次回はその韓国女子バレーについて紹介したい。

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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