やりたいことをブレずにやり続けるための必須条件とは? ~AKB岩佐美咲さんインタビューその3~

3rdシングル『鞆の浦慕情』の撮影のため、広島県福山市鞆の浦に

AKBアイドルで、初の演歌歌手 岩佐美咲さん(オフィシャルブログ)にインタビュー。

シリーズ第三弾!!

10代のアイドルが試みた夢実現への道のりとは?

ビジネスにも通じるノウハウ、

『就活必勝法!!』を引き出しました。

<目標を達成してもなお、モチベーションを持続するために

かかさずしていることとは?>

<岩佐美咲さんインタビュー>パート3

「やりたいことをブレずにやり続けるための必須条件とは?」

パート2は、こちらから

長良プロダクションに入って、本格的に演歌で歌っていくというのは、どうでしたか。

A 今まで、アイドルでやってきたので、まったく違う世界じゃないですか。あと、幼かったこともありますが、勝手なイメージで、厳しそうな感じがしましたね。

Q 幼かったって(笑)、長良プロダクションには何歳で入ったんですか。

A 2011年、17歳の時ですね。長良プロダクションという事務所で、こういうアーティストさんたちがいて、演歌を歌わないかという話をいただいて、すぐに決めなくてもいいからと言われたのですが、「やります、やらせてください!!」とその日のその時に答えましたね。

Q 即決したのね!! いいねえ。

A だって、こんなチャンス、この先、絶対にないし。AKBに入って現実を知って、ソロデビューできる器じゃないのもわかっていたけど、そんな私に声をかけてくださったので。正直やっていけるか不安でしたが、即決でしたね。

Q わさみん、もうね、講演会をしたほうがいい、チャンスのつかみ方が半端ないですよね。

A やるんだったら、やる気を見せたほうがいいじゃないですか。

Q やる気があるんだけど、謙虚さがある。勉強になるね、わさみんの発言は、ほんとに。

で、ついに、歌手デビューができたわけですね。女優さんが多く所属している事務所だったらすぐには難しかっただろうけど、歌手の方が多い事務所だとチャンスが多いですものね。

A 考えてみたら、その時だけ、唯一、お母さんに相談せずに、自分で決めましたね。お母さんとしては、もう少し考えたほうがよかったんじゃないかと思ったらしいですが、私が即答してしまっているから(笑)。

Q 『無人駅』でソロデビューしたのが?

A 2012年2月です。歌を作っていただいたのが、2011年の夏あたりからですから。4月1日に事務所に入らせていただいたので、すぐでしたね。

Q ソロデビューが決まって、歌が出来上がって、レコーディングをして…。それまで、長い道のりでしたものね。いつの段階で実感した? 私は歌手になる夢をかなえたって。

A 仮歌が入っている!! 音源をいただいて、歌詞カードをいただいて、レコーディングをさせていただいて。CD屋さんに、CDが並んでいるのを見た時。うれしかったですね!! 

Q 秋元先生からは、こういうふうに歌ってほしいというのがあったんですか?

A とくになかったんですけど、いただいた曲が、ああ、私のために、書いてくださったというだけで、私のために、一曲書くだけの時間を当ててくださったと思うだけで、むちゃくちゃ、ありがたかったですね。

Q ほんとに、19歳(笑)? その発言は、本当に素晴らしい。そういう感謝の気持ちって大切ですよね。AKBの中でソロデビューできたのは、3人目なんですよね。すごいことですよね。歌手になるという、小さい頃からの夢を17歳でかなえた。これは、自分の人生の中で早いの、遅いの?

A やっとという気がしていましたけど、今、考えると、早いデビューをさせていただきました。

Q 幼稚園からですもんね。ずっと、レッスン行っていたもんね。振り返ってみて、やりたい仕事をやれる何か、秘訣というのはあります? まず、やりたいことを見つけられること、それをずっとブレずに思い続けられたのもすごいよね。すぐにあきらめずにね。どうして?

A そうですね。しんどいと思っても、何度か耐えることが必要だと思いますね。

Q しんどいなあと思う時、どうやって気持ちを切り替えて、また、やる気になっていたんですか?

A やっぱり、家族もいたし、仲間もいたし、負けたくないという思いや、みんなも頑張っているのにと思ったりとか、負けず嫌いの面が出たりしていましたね。支えてくれる人がいると思うと。お母さんや、ファンの方の声を聞くと…。

Q 実際、手紙を読み直したり?

A ありましたね。それで、頑張ろうと思えました。

Q ソロデビュー、CDが出ると言った時は、家族はどんな反応でした?

A もう、おめでとう!! って感じで。お母さんは超喜んでましたね。夢みたいだねって。

Q お母さんの夢でもあったしね。二人三脚だったしね。親孝行をしたね。

もし、アドバイスするとしたら、一つのことを続けるためには、どういう気持ちでいた 

らいいと思います?

A なんですかね。やっぱり、やりたいことがあったら、そのために、どうしても努力をしなきゃいけないじゃないですか。その先にあるものを見る。難しいですね。秋元先生がいつもおっしゃっていることがあるんですけど、「チャンスは、誰にでも絶対に来る。でも、それをつかむか、つかまないか。タイミングが来ていることに、気づけるか、気づけないか」という話をされていて。実際、チャンスというのがわからなかったので、そんなわけないじゃんって思ったりもしていました。まさか、カラオケ大会で優勝をして、それがチャンスになるとは思っていなかったけど、「岩佐はあの時、チャンスをつかんだ」と秋元先生に言われて、なるほどと思いました。私も、気づいていなかったけど、今までたくさんのチャンスを逃していたかもしれません。

Q つまり、こういうこと? チャンスは、どこに転がっているかわからないから、一つひとつを大事にするということ? 全力投球で。

A はい。すべてをチャンスだと思って。

Q いいこと、言うねえ~。

A 今日、私もいろいろ話していて、自分に言い聞かせているみたいです。頑張ります。

Q 秋元さんから、歌に対するアドバイスやリクエストはあんまりないの? 

A 全然ないです(笑)。おまかせです。でも、すごく気にかけてくださって、『鞆の浦慕情』のMV撮影のときにメールがきて、「新曲どうだ?」と。これはなんて返せばいいのだろうかと思いました。「いい曲です」というのも上から目線だし、どう返信したらいいものかと緊張しました。

Q なんて書いたの?

A 「今日は、鞆の浦に来て、MV撮影をしています。曲と情景がマッチしていて、とても素敵な曲を書いていただき、ありがとうございます」と。

Q それは、自分で考えたの?

A はい、もうお母さんには頼ってないですよ(笑)。19歳になっても、「ママ~、秋元先生からメール来たんだけど」って聞いていたらマズいですよね(笑)。

Q ママはもう、口出しはしないの?

A そうですね。

Q すごいね。えらいね、お母さん。

A お母さんはいい人ですよ。自分でいうのはなんですけど。ほんとに完璧だと思います。

Q そうですよね。ケアはするけど、やりすぎないんでしょう。

A そうです。最高ですよ。いうことなしのお母さんなんです。私、マザコンですかね(笑)。

Q 今は、お母さんはどんなスタンスで接しているのかな?

A 仕事の応援というより、普段の生活を重視しているというか、仕事は任せるという感じ。

Q お母さんが最初に夢を応援してくれたからね。もし、お母さんが、「そんな、歌手になんてなれるわけないじゃない」という人だったら、今はなかったかもしれないですね。夢をはぐくんでくれたからこそ。二人でしみじみと昔話をしたりしないの?

A なつかしいねと話します。

Q お母さんはどんな気持ちなんだろうね。お母さんにインタビューしたいくらい。今は、ステージママも多いし、夢をかなえた成功例でしょう。

A 応援したほうがいいけれど、背中を押しすぎてもいけないし、難しいですよね。

Q お母さんに無理やりやらされた感覚はないんですものね。

A 全然ないです。私の意志を尊重してくれていましたから。

Q 長良プロダクションに入ってどうですか?

A 本当に大事にしてくださいます。

Q 事務所の方に資料を送っていただいた時に、資料が見やすいように、一つひとつぴっちり折ってあって。この折り方に感動してしまいました。これだけで、どれだけ愛されているかがわかりますよね。素晴らしすぎる。

A ええ~?! ほんとですか。ありがたいです。頑張らないとと思います。

Q こうやって支えてくれている人がいるということですよね。

A ほんとに、長良プロダクションに出会えてよかったなと思いますし、声をかけていただいてよかったです。いろいろ私のためを思って、考えてくださったり、盛り上げてくださったり。そういう方がいての活動だと思っているので、頑張りたいなと思っています。

Q わさみんを見てると、根性があるなと思います。小学生とか、アイドルになりたい子も多いでしょう。アイドルってどういう要素が必要だと思いますか?

A やっぱり根性はないといけないですし、負けず嫌いなところがあったりとか、感謝の気持ちとか持っていないと、絶対にそれは伝わってしまうことだと思います。

Q もうすごいね、わさみんの言葉は、小学生からビジネスマンの方まで参考になりますね。でも、ただ自分がこうなりたいだけではないですね。使命がある。演歌を広めたいとか。

A そうですね。いろんな方がたずさわってくださっているので、自分だけではないので。

Q 演歌にたずさわってみて、あらためて演歌ってどういう感じがします?

A ほんとに奥が深いジャンルだなあと思いますし。先輩の方の歌を聞かせていただいていると、演歌独特の世界観に引き込まれていくというか。カッコいいなと思います。演歌って、気持ちがいいんですよね。ひたる感じとか。

Q 先輩の方からのアドバイスは?

A 事務所の先輩のみなさん、健康とかに気をつけていらっしゃる方が多いですね。そういう姿を見ていると、プロ意識というか。長く歌うためには、ちょっとずつ日頃から気をつけていかないと。みなさん、いい方ばかりで、励ましていただいています。やっぱりこういう方たちだからこそと思いますね。

Q 今、19歳だから、あと60、70年は歌えますね。みんなのために元気でいてください。何でもできますよ。これから、新しいことも。演歌ヒップホップとか(笑)。ご当地ソング海外編、「マレーシア慕情」とか、旅先で出会った恋物語「イタリア男にほだされて」とか(笑)。

A わははは、いいですねえ(笑)。

Q 今日はありがとうございました。勉強になりました。

A こちらこそです。なんか、元気になりました。初心を忘れずに、また、頑張ろうって思いました。本当にありがとうございました。

有名人の発言の影響力というのは、非常に大きなものになります。

何気ない普段の会話でもその人の人柄がうかがい知れます。

どんなに気をつけても本性が透けて見える。

と同時に、アピールをしなくても、言葉から誠実さがにじみ出ることも多いのです。

人柄を漂わせるコメントは他にも…。

アイドルとしての立場や自分の考えをしっかりと持ち、周りの方への感謝や気遣いが言葉のあちこちにあらわれていました。

<インタビューこぼれ話。岩佐美咲コメント集>

「私が思うアイドルとは、手が届きそうで、届かない。親しみやすいけど、憧れやミステリアスな部分がある。今日は何をしているんだろうと、気になる存在。私だったら、毎日、その子の言葉が何かしらほしいと思うんですよ。だから、なるべく、Google+は毎日投稿するようにしています。ファンのみなさんに、近い距離を感じてもらえるんじゃないかなと思うので、それは心がけていますね。発言にも気をつけています」

「勉強のためにも舞台をよく観に行きます。刺激があるんです。生の演技や歌で感じるものはすごくあると思いますし。音楽もいろんなジャンルをよく聞きますね。iPodには1000曲は入っていると思います。大人の恋の歌は、想像しかないじゃないですか。アニメや映画も好きですし、妄想が得意なんですね(笑)」

「演歌歌手とアイドルは分けています。演歌の時は、私のことを知らない方が聞いているというのが前提で、AKBは関係ないし、なんで若い子が演歌を歌っているの? と思われるので、礼儀をしっかりしないといけません。年齢層が違いますから。なので、AKBの時は、わーっとはっちゃけたりしますが、演歌歌手の時は、「演歌歌手の岩佐美咲です」と。AKBでの私は、演歌の私とだいぶ違いますね。AKBはいい意味でも悪い意味でも、私の子供な部分が全面に出ていると思います。演歌もやっているけど、AKBでこういう部分もあるというのをファンの方も面白がってくださっているので。実際に演歌が好きで聞いてくださって、AKBのイベントに来てくださった方もたくさんいますし、逆に、ソロデビューする前から私のことを応援してくださっていて、演歌を聞いてみたら意外とはまっちゃったという若い人もいます。架け橋になれたらと思います」

「AKBをいつかは飛び立って、ひとりでやっていけるような人になりたいので。演歌歌手の岩佐美咲として、一人の人間として、認めていただけるような、愛されるような歌手になりたいと思います」

「秋元先生に作っていただける歌は大人な曲。30年、40年先も歌えるような曲だからと言ってくださって。だから、長く歌っていけるような存在になりたいですね。AKBを卒業しても曲を書いてくださるんですか? とお聞きしたら、書いてくださると言ってくださいました。演歌一本の道を行くということは、大変なことがさらにあるかもしれないですけれど、頑張りたいです」

「ご当時ソングということで、鞆の浦のある福山市の方がすごく応援してくださっています。何度もお邪魔させていただいているんですけれど、毎回行くたびに、歓迎してくださり、おかえりと言ってくださいます。第二の故郷ができたような気持ちです。福山のことが大好きなので、いろんなところで、この曲を歌って、福山のいいところをアピールして、福山をみなさんに好きになってもらえたらいいなと思っています。瀬戸内海は食べ物もおいしいし、景色もキレイで、人も温かい人ばっかり。懐かしい感じのする街並みとか、すごくステキなので、プライベートで家族旅行で行きたいなあと思います」