Twitterで不具合の一報。懸念されていたTwitterの終わりの始まりか。
2月9日12:00現在、Twitterに不具合が生じているという。
ツイッター社 不具合起きている可能性「修正取り組んでいる」 | NHK | IT・ネット
先日のイーロン・マスクの買収劇に始まるTwitter社を取り巻く大混乱の終わりの始まりかもしれない。Twitterが本当に終わってしまう可能性すら有る。
かねてから、Twitterの障害対応チームを含む人員の大量解雇を行ったことから、今後何らかの大規模障害が発生した際に復旧が難しくなるのではないかという予測は専門家の間では一般的だった。
そもそも、Twitterはその歴史からして、1日に1回程度更新することが一般的だったブログをより高速にクイックに更新することを可能にしたサービスである。今は廃れたが以前はミニブログといったジャンルの呼称もあり、その代表格だった。
Twitterのようなユーザが大規模であり、なおかつ高速なユーザの更新を受け入れ、さらにユーザごとに異なるタイムラインを表示するというのはWebサーバの技術としては最も難しいものの一つであると言ってもよいだろう。Twitterを支えているソフトウエアの中には、一般的なオープンソースではとても太刀打ちできないTwitter社内専用の専用ミドルウェア(ソフト)などが数多く含まれているはずでこれらのメンテナンスをしていた社員が離籍してしまったら、メンテナンスを引き継ぐことは相当に困難なはずだ。
日本はTwitterの利用が最も盛んな国の一つとして知られており、政府や政治家、NHKといった公的メディアも多くのアカウントを持ち伝達ツールとして広く使われてきている。また特に匿名性の高いSNSであるTwitterでは、Twitterを失ってしまったらその他のコミュニケーションツールでは連絡のできないユーザもたくさんいるのではないかと考えられる。仮にTwitterが突然死んでしまうとしたら、日本のネット社会に与える影響は甚大と言わざるを得ない。
実際に、イーロン・マスクがTwitterのCEOになってから、Twitterの大きな特徴とも言うべきAPIや周辺アプリのいわゆるエコシステムを大きく揺るがしかねない様々な規約の改変が行われており、Twitterに依存したサービスやビジネスなどはその影響を心配していた矢先の出来事であり、全く予断を許さない状態であると言えよう。
続報を待ちたい。