スマホとSNSであっという間に拡散される誤情報・フェイクニュース

アフリカの世界的な有名アーティストでユニセフ親善大使のアンジェリーク・キジョーらが新型コロナウィルスのワクチン接種に向けて正しい信頼ある情報発信を行っていくことをユニセフは発表した。

アフリカのベナン出身のアンジェリーク・キジョーはアフリカや欧米で大人気で知名度も高い。新型コロナウィルス感染拡大が始まった2020年5月には、1967年のミリアム・マケバのヒット曲「パタパタ(Pata Pata)」をリメイクして、新型コロナウィルスに関する情報や予防、啓発キャンペーンの楽曲を製作して、アフリカや欧米で配信していた。

アンジェリーク・キジョーの人気が高い西部・中部アフリカでも新型コロナウィルスのワクチン接種が普及しようとしているが、「ワクチンは危険だ」「接種しない方がよい」といった誤情報、フェイクニュースがSNSなどで拡散されている。

スマホも普及しているアフリカでは誤情報やフェイクニュースがSNSであっという間に拡散される。テレビやラジオは各家庭にない家も多いが、スマホはどの家庭にもたいていあり、個人でも多くの人が所有しているので、テレビやラジオよりもSNSの情報の方が多く見られており、そこで拡散されている情報が"正しい情報"だと信用されている。そのため新型コロナウィルスのワクチン以外の誤情報やフェイクニュースもあっという間に拡散されて、"正しい情報"だと信じられていることが多い。

アンジェリーク・キジョーはユニセフのメッセージ動画の中で「ワクチンが皆さんの命を救うことを伝えていきたいです。私も子どもの頃にワクチンを接種しました。新型コロナウィルスのワクチンが入手できるようになったら、私も予防接種を受けます」とコメントを寄せていた。

ユニセフの西部・中部アフリカ事務所のマリー・ピエール・ポワリエは「新型コロナウィルスのワクチン接種の重要性を認識してもらいたいです。誤情報やフェイクニュースに対応して、ワクチン接種を躊躇する気持ちを払拭していく必要があります。誤情報やフェイクニュースのせいで、人々の命が奪われてしまうことになります」と懸念を表明していた。

▼アンジェリーク・キジョーの「パタパタ(Pata Pata)」のリメイク

▼アンジェリーク・キジョーのメッセージ動画