ハイコ・マース独外相「ドイツはキラーロボットの禁止を強く主張」地元メディアで
ドイツの外務大臣のハイコ・マース氏は2018年12月、ドイツの新聞(Abendzeitung)のインタビューで自律化されたロボット兵器の禁止を訴えた。
ハイコ・マース外相は「アメリカやロシアのような大国だけでなく、国際社会全体で新たな兵器をコントロールする枠組みを構築していくべきだ。核兵器の廃絶だけでなく、新たに登場してきている自動化された兵器の防止も必要だ。特に人間の判断を介さない自律化されたキラーロボットの防止が重要だ。ドイツはキラーロボットの禁止を強く主張し続けている」と語った。
人工知能(AI)とロボットの発展によって、兵器の自動化とそれによる自律型殺傷兵器(LAWS)やキラーロボットへの進化が懸念されている。自律したキラーロボットが人間が関与しないで、ロボット自身が判断して標的を攻撃したり、人類に攻撃をしてくることが懸念されており、国際社会ではキラーロボットの防止に向けた対策の枠組みを構築しようとしている。