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予約なし&少人数で楽しめる、コンビニのクリスマスケーキ2021

笹木理恵フードライター
セブン‐イレブンのクリスマス限定スイーツ ※筆者撮影

2021年も昨年に続き、自宅でクリスマスを楽しもうという傾向が強く、クリスマスケーキの予約の動きも早かったようです。百貨店やホテル、人気洋菓子店のクリスマスケーキは早々に予約が予定数に達するなど、「クリスマスケーキは事前予約するもの」という認識が一般的になり、「当日販売のクリスマスケーキは用意しない」という個人洋菓子店も、年々増えているようです。

そうした中、クリスマスシーズンのこの時期、チキンをはじめスイーツまでも豊富に揃えてくれているコンビニは、とくに準備をせずクリスマスを迎える人にとってまさに救世主のような存在。「ギリギリまでクリスマスを楽しもう」という雰囲気に、救われる人も少なくないのではないでしょうか。

人気店&シェフ監修!セブン‐イレブンのクリスマス限定スイーツ

洋菓子店のような見た目のケーキが並びます ※筆者撮影
洋菓子店のような見た目のケーキが並びます ※筆者撮影

セブン‐イレブンでは例年、クリスマス時期に季節限定(約1週間)で、プレミアム感のあるミニサイズのケーキが発売されています。今年は、昨年に続き「ピエール・エルメ」監修商品が2品登場したほか、新たに「ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ」徳永純司シェフ監修の「モンブランポワール」(税抜480円)も発売されており、店頭のショーケースを華やかに彩っています。

「ピエール・エルメ」監修の2品は、「ガトーショコラパッション」と「チーズケーキ フランボワーズ」(ともに税抜480円)。ラベルのデザインにクリスマスカラーが用いられており、気分が上がります。

相性のよいパッションフルーツとチョコレートの組合せが本格的! ※筆者撮影
相性のよいパッションフルーツとチョコレートの組合せが本格的! ※筆者撮影

「ガトーショコラパッション」は、上から、オレンジの上掛けゼリー、ミルクチョコレートムース、パッション風味のチョコレートムース、チョコレート生地の4層。すべてを一緒に口に入れると、最初に感じるのはパッションフルーツのフルーティーな香りと酸味。生地とムースの間に、飴掛けしたアーモンドダイスとオレンジピールが入っていて、咀嚼するとナッツとチョコの風味や、オレンジの甘みが広がります。

爽やかでコクのあるチーズケーキ ※筆者撮影
爽やかでコクのあるチーズケーキ ※筆者撮影

「チーズケーキ フランボワーズ」は、フランボワーズの上掛けに、チーズケーキとクッキー生地というシンプルな構造。チーズケーキはレモンピールが入っていて、爽やかな酸味とコクのある味わい。クッキー生地の甘みやフランボワーズの甘酸っぱい味わいと見事に調和します。

ナッツの風味豊かな生地が印象的なモンブラン ※筆者撮影
ナッツの風味豊かな生地が印象的なモンブラン ※筆者撮影

「モンブランポワール」は、淡い色合いのモンブラン。白こしあんを加えたモンブランペーストは、ややもったりとした口どけ。中には、ミルク感のあるホイップクリームと、洋梨のソース、栗の甘露煮が隠れていて、洋梨の上品な香りがアクセントになっています。さらに特徴的なのが、アーモンドとヘーゼルナッツの風味豊かな生地。咀嚼するたびにナッツの香りが広がり、味わいに奥行きを与えています。

GODIVA監修!ローソンのクリスマススイーツ

「Uchi Café×GODIVA プティノエルショコラ」 ※画像提供/ローソン
「Uchi Café×GODIVA プティノエルショコラ」 ※画像提供/ローソン

またローソンではこの時期、ミニサイズのホールケーキや、2個入りのケーキ、特別感のあるケーキなどを豊富にラインナップ。クリスマスケーキの定番「ブッシュ・ド・ノエル」(税込600円)や、ミニホールケーキの「渋皮栗のモンブラン」(税込800円)、イチゴとチョコのショートケーキが1個ずつ味わえる「パーティーケーキ 苺&チョコ」(税込550円)など、種類豊富に揃います。さらに、12月24日、25日のクリスマス限定で販売されるGODIVA監修の2品〈「Uchi Café×GODIVA プティノエルショコラ」(税込800円)、「Uchi Café×GODIVA テリーヌ&オペラ」(税込700円)〉は、GODIVA監修という信頼感と、2日間限定というプレミアム感もあって注目の商品です。

いずれのスイーツも、コンビニスイーツとしては高価な価格帯ですが、華やかなムードに包まれたクリスマスシーズンにちょっと贅沢なスイーツを食べたい欲求を満たしてくれる商品です。食品ロスの観点からは、翌日、クリスマスが終わっても、賞味期限内のスイーツは廃棄されることなく販売されたらいいなと願っています。

フードライター

飲食業界専門誌の編集を経て、2007年にフードライターとして独立。専門誌編集で培った経験を活かし、和・洋・中・スイーツ・パン・ラーメンなど業種業態を問わず、食のプロたちを取材し続けています。共著に「まんぷく横浜」(メディアファクトリー)。

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