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「獅子は兎を捕らえるにも全力を尽くす」ドバイ2017アジアユースパラ結団式

佐々木延江国際障害者スポーツ写真連絡協議会パラフォト代表
ドバイ2017アジアユースパラ競技大会へ出発する水泳日本代表チーム

 12月6日(水)「ドバイ2017アジアユースパラ競技大会(花岡伸和団長)」の結団式が羽田空港で行われた。

 前回2013年・マレーシア大会より4カ国少ない23のアジアの国と地域から634人・14〜23歳の障害のある選手がドバイ(UAE)に集まり、10日から13日の4日間に7競技(陸上、バドミントン、ボッチャ、ゴールボール、パワーリフティング、水泳、卓球)が行われる予定。

 日本からは、花岡団長率いる172人(選手87・スタッフ59)が参加、日付変わって7日の便でドバイへ出発した。

12月6日、ドバイ2017アジアユースパラ競技大会の結団式が羽田空港で行われた(写真・内田和稔)
12月6日、ドバイ2017アジアユースパラ競技大会の結団式が羽田空港で行われた(写真・内田和稔)

 結団式は、国歌斉唱に始まり、JPC(日本パラリンピック委員会)の団旗が、山脇康JPC委員長から花岡選手団団長、騎手をつとめる水泳の小池さくら(日体桜華高等学校)へと渡された。

選手代表で意気込みを述べたバドミントンの今井大湧(日本体育大学) (写真・山下元気)
選手代表で意気込みを述べたバドミントンの今井大湧(日本体育大学) (写真・山下元気)

「獅子は兎を捕らえるにも全力を尽くす!」

 花岡団長は、集まった選手、スタッフに次のように呼びかけた。

 「日本代表ユニフォームに身を包んで戦う準備はいかがですか。アジアユースパラ競技大会は、皆さんの青春の1ページになると思います。日本はアジアのリーディング・カントリーです。種目によっては物足りないと感じる人がいるかもしれませんが、ライオンは、どんなときでも、全力を出して獲物を捕らえます。自分の与えられた場所で(兎をとらえる)ライオンのように全力を出そう。スタッフは青春の1ページの登場人物、ともに全力を尽くしましょう!」

日本選手団団長を務める花岡伸和 (写真・内田和稔)
日本選手団団長を務める花岡伸和 (写真・内田和稔)

 今大会団長を務める、花岡伸和は、ロンドンパラリンピック日本代表(マラソン男子T54) 5位入賞(日本、アジアトップ)の経験を持つ。早くから競技とともに、後輩の育成にも取り組んできたパラリンピアンである。今大会で楽しみにしていることについては、

 「選手は可能性の塊です。金メダルや、結果が良いことがあるかもしれない。それらは成長のブレーキになりやすいもの。結果をどう扱うかを学んでほしい」と話していた。

 日本選手団主将を務める、バドミントンの今井大湧(日本体育大学)は、選手を代表して

 「今大会には明確な目標をもち、試合の終わった後に自分の成長を実感できるよう競技したい。初めての国際総合大会で、今後の競技生活に生かしたい。この大会が2020、その先に向けて、大きな1歩となるようにしたい」と語った。

山脇康JPC委員長と握手をかわす今井大湧 (写真・山下元気)
山脇康JPC委員長と握手をかわす今井大湧 (写真・山下元気)

 主催者の山脇康JPC委員長は、

 「大いに大会を楽しんできていただきたい。2020東京まで993日。2020へ世界の日本への期待が高まっています。皆さんが全力で躍動する姿を見せることが、パラリンピックへの認知度をさらに高めます。経験を一つのステップとして、東京大会で活躍することを期待しています」とエールを送った。

 他、スポーツ庁国際課長・今泉柔剛氏が訪れ、

 「2020オリパラ競技大会へつなげて欲しい。引き続きスポーツ庁も最大限努力します。コーチ、スタッフ、JPC関係団体の皆さんに敬意を評し、選手の皆さんが素晴らしい成績を収めることを願っています」と力づけの言葉を贈った。

<参考>

ドバイ2017アジアユースパラ競技大会(PDF)

http://new.paraswim.jp/wp/wp-content/uploads/2017/02/db2d9276b71de8a2a528b8bac75feefa.pdf

2009東京アジアユースパラ競技大会

http://www.paraphoto.org/tokyo2009/

国際障害者スポーツ写真連絡協議会パラフォト代表

パラスポーツを伝えるファンのメディア「パラフォト」(国際障害者スポーツ写真連絡協議会)代表。2000年シドニー大会から夏・冬のパラリンピックをNPOメディアのチームで取材。パラアスリートの感性や現地観戦・交流によるインスピレーションでパラスポーツの街づくりが進むことを願っている。

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