9月5日は沖縄・宮古島では過去に記録的な台風襲来
【台風13号 沖縄・宮古島に最接近】
非常に強い台風13号は、9月5日午前11時現在、沖縄の宮古島の南海上にあって、5日昼過ぎにかけて宮古島地方に最も接近するものとみられます。暴風・大雨・高波に加え、この時期は最も潮位が高いシーズンですので、台風接近に伴う高潮にも警戒が必要です。
また、1966年の同じ日付となる9月5日は、第2宮古島台風(通称:コラ)の接近に伴い、宮古島では85.3m/sの最大瞬間風速を観測し、現在も国内観測史上1位の値となっています。※富士山を除く
【第2宮古島台風(通称:コラ)1966年9月5日 85.3m/sの最大瞬間風速 国内観測史上1位】
1966年8月31日にグアム島の西海上で発生した台風18号は発達しながら北西に進み、9月5日午前9時頃、最も発達しながら宮古島に接近しました。(当時の資料によると、午前10時1分に宮古島で928.9hPaを観測)台風はその後北西に進み、7日に中国大陸に上陸してその後弱い熱帯低気圧に変わりました。(当時は弱い熱帯低気圧という表現がありました)台風は当時、宮古島付近をゆっくりと進んだため、宮古島では長時間にわたり強風と大雨が続き、宮古島では最大風速60.8m/s、最大瞬間風速85.3m/sを観測しました。
【宮古島は”北東の風”に要警戒】
第2宮古島台風(通称:コラ)接近時の宮古島の風向は”北東の風”。宮古島では、これまで台風接近時の50m/sを超える風は”北東の風”でも多く観測されています。今回も宮古島では”北東の風”を予想していて、厳重な警戒が必要です。
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