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新型R1、テネレ700の国内デビューも近い!?「東京モーターショー」ヤマハ出展モデルが明らかに

佐川健太郎モーターサイクルジャーナリスト
画像出典:ヤマハ発動機(以下同) ▲YZF-R1(参考出展車)※欧州仕様

ヤマハが「第46回東京モーターショー2019」(10月24日(木)~11月4日(月・祝)/東京ビッグサイト)の出展概要を発表した。『人はもっと幸せになれる ~ART for Human Possibilities~』をテーマに世界初披露のワールドプレミア6モデル、日本初披露のジャパンプレミア2モデルを含む18モデルを展示。2030年に向けた技術開発の取り組みなども紹介する。

ヤマハのリリースより、あらためて主な出展モデルを紹介したい。

いよいよ原2クラスの電動スクーターが始動

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▲Land Link Concept(特別出展物)

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▲E01(参考出展車)

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▲E02(参考出展車)

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▲YPJ-YZ(参考出展車)

まず世界初披露となるワールドプレミアとしては、周囲をセンシングしながら4輪駆動・4輪操舵で大地を自在に移動する自律ソリューションビークル「Land Link Concept」(特別出展物)や、急速充電にも対応した都市型電動コミューターの「E01」と「E02」(参考出展車)、レースで走ることをイメージしたE-BIKEのレーシングマシン「YPJ-YZ」(参考出展車)など近未来型パーソナルモビリティがメインになる模様。

新型「R1」はサーキット性能を高めて2020年秋リリース

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▲YZF-R1(参考出展車)※欧州仕様

一方、コアな2輪ユーザーにとって注目したいのは日本初披露となるジャパンプレミアの2台だろう。

新型デビューが期待される「YZF-R1」(参考出展車)は“Full Control evolution of track master”をコンセプトに、サーキット性能最優先で開発された最高峰スーパースポーツ。EU5適合を実現しながらクロスプレーンエンジンのさらなる性能向上とEBM(エンジンブレーキ・マネジメント)やBC(ブレーキ・コントロール)の2種類の制御システムに加え、車体各部の熟成によりサーキット性能をさらに進化。2020年秋以降に日本で発売予定とのこと。

本格派アドベンチャー「テネレ700」は2020年夏に国内デビュー

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▲ヤマハ Tenere700(参考出展車)※欧州仕様

そしてもう一台は多くのオフロードファンが待ち焦がれた「テネレ700」(参考出展車)だ。EICMA2016で「T7テネレ・コンセプト」として公開以来、世界中でテストライドを繰り返しながら開発が進められてきた、ヤマハ往年のパリダカマシンの名を冠した本格派アドベンチャーツアラーである。水冷直列2気筒270度クランク689ccエンジンを軽量ボディに搭載。自由度の高いライポジ、耐久性と整備性、荷物積載への適応力など、「オフロード+アドベンチャー+ツーリングの各要素を高次元でバランスさせた」という。水冷単気筒エンジンの前モデル「XTZ660」比で約10kg軽量化された軽量コンパクトなサイズも魅力である。2020年夏以降に日本で発売予定とのことで楽しみだ。

当日追加発表される隠し玉の正体は!?

その他出展モデルとしては、現行モデルの「NIKEN GT」やエンデューロレーサーの「YZ450FX」(参考出展車)、電動トライアルバイクの「TY-E」(参考出展車)、LMW機構を備えたフロント2輪の小型電動立ち乗りモビリティ「TRITOWN」(参考出展車)なども。

そして、気になるのは10月23日(水)のプレスデー当日に追加発表が予定されているワールドプレミアの2モデルだ。それが噂の新型LMWなのか!? あるいは……。大いに期待しながら待ちたい。

出典:Webikeバイクニュース

モーターサイクルジャーナリスト

63年東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、RECRUITグループ、販促コンサルタント会社を経て独立。趣味が高じてモータージャーナルの世界へ。編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら、「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。㈱モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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