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最高峰モデル、1290スーパーデュークのGT仕様がデビュー!『EICMA』ミラノショー【KTM編】

佐川健太郎モーターサイクルジャーナリスト
KTM 「1290 SUPER DUKE GT」

メガファイターにGTバージョン登場、690デュークも進化

■KTM 1290 SUPER DUKE GT

KTMからはワールドプレミアとして、ストリートレンジ最高峰モデルとなる「1290 SUPER DUKE GT」がデビュー。先に登場した「1290 SUPER DUKE R」のLC8パワーユニットをベースに、さらなる進化を遂げたGT用Vツインエンジンは、最高出力173hpを発揮。セミアクティブサスペンションを搭載し、山岳地帯のツイスティロード、高速道路を利用したロングツーリングでの快適性、レーストラックでのライディング、それら様々な条件を、スポーツ性を伴いながらこなすモデルとして作り込まれている。

■KTM 1290 SUPER DUKE R SPECIAL EDITION

また、「1290 SUPER DUKE R」に SPECIAL EDITIONが登場。KTM純正のPOWERPARTSコレクションから機能に合わせた最高品質のパーツが選択され、アップグレードモデルとしてパッケージされている。オレンジアノダイズ加工が施された高剛性アルミ削り出しトリプルクランプが採用され、WP製倒立フォークからの入力をしっかりと受け止め、ハードブレーキングでの正確なハンドリングを実現。フォーク自体の歪みも減少させて理想的なサスペンションの動きを実現するなど、さらなるスポーツ性能に磨きをかけた。

1290 SUPER DUKE R SPECIAL EDITION
1290 SUPER DUKE R SPECIAL EDITION

■KTM 690 DUKE / KTM 690 DUKE R

「KTM 690 DUKE / KTM 690 DUKE R」は第5世代モデルが登場。伝統を受け継ぐマッシブなLC4 エンジンは再設計され、量産モデルとしてはもっともパワフルでスムーズなシングルシリンダーエンジンをさらに進化。ON/OFF 切り替え可能な2チャンネルABSに加え、KTMライド・モード・テクノロジー(690 DUKE には「TRACK PACK=トラック・パック」としてオプション扱い、690 DUKE R には標準装備)が利用可能となった。これにより、パワーデリバリーとエンジンモードを走行条件に合わせ切り替えられる3種類のセッティングが可能となり、さらに走りの幅をダイナミックに広げている。

690 DUKE R
690 DUKE R

出典:Webikeバイクニュース

モーターサイクルジャーナリスト

63年東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、RECRUITグループ、販促コンサルタント会社を経て独立。趣味が高じてモータージャーナルの世界へ。編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら、「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。㈱モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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