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オープンデータを先導する福井県鯖江市が全国の自治体に先駆けて、ウェブの標準化団体W3Cに加盟

西田亮介社会学者/日本大学危機管理学部教授、東京工業大学特任教授

「データシティ鯖江」の名で、全国の自治体に先駆けて、行政情報の公開と、そのデータの官民協働に取り組んでいる福井県鯖江市が、全国の自治体ではじめて、ウェブの標準化団体W3Cに加盟しました。

自治体初、“眼鏡の街”鯖江市がW3C加盟へ「オープンデータ」推進で- ITmedia ニュース

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1402/26/news101.html

鯖江市『平成26年度 当初予算の概要』P.5

http://www3.city.sabae.fukui.jp/kishakai/1403/img/1403-01-1.pdf

W3Cへの加盟で、今後の技術の標準化に際して、日本の自治体からのニーズを積極的に提案していくことや、技術の最新動向をいち早く行政の情報化に導入していくことが期待されます。

鯖江市は、2010年以来、民間でのアプリ開発を主導するjig.jp福野泰介さんや、地域活性化プランコンテストなどユニークな市民協働事業を次々に提案しているNPO法人エル・コミュニティ竹部美樹さん、市政をリードする牧野市長、オープンデータを主導する情報広報課等が、総合的に地域情報化と市民協働、そして新しい情報化のためのガバナンスの創造を先導してきました。眼鏡や漆器など多様な地域資源もあり(それらのコンテンツ化やデバイス化にも取り組んでいる実績があります)、先日ネットで話題になったような妙な名称を事業につけたりする必要など全くないわけで、今後のいっそうの展開が楽しみです。

社会学者/日本大学危機管理学部教授、東京工業大学特任教授

博士(政策・メディア)。専門は社会学。慶應義塾大学総合政策学部卒業。同大学院政策・メディア研究科修士課程修了。同後期博士課程単位取得退学。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科助教(有期・研究奨励Ⅱ)、独立行政法人中小企業基盤整備機構経営支援情報センターリサーチャー、立命館大学大学院特別招聘准教授、東京工業大学准教授等を経て2024年日本大学に着任。『メディアと自民党』『情報武装する政治』『コロナ危機の社会学』『ネット選挙』『無業社会』(工藤啓氏と共著)など著書多数。省庁、地方自治体、業界団体等で広報関係の有識者会議等を構成。偽情報対策や放送政策も詳しい。10年以上各種コメンテーターを務める。

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