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レゴランド・ジャパンの映えるフォトスポットであなたも巨人に! 春の新企画が楽しすぎる

大竹敏之名古屋ネタライター
春の新企画の目玉「ビッグマンおもしろフォトスポット」。5月7日までの予定

開園6周年のレゴランド。春イベントは世界初の試みがいっぱい!

2023年4月に開園6周年を迎える名古屋のレゴランド・ジャパン・リゾート(以下、レゴランド)。これまでも施設やアクティビティの拡充など、様々な魅力アップに取り組み、当サイトでもくり返し紹介してきました。

これまでの企画の中でも、今年の春イベント「スプリング・ブリック・パーティ」はとりわけ意欲的。世界で初めてのアクティビティなど、“こんなことできたら”というファンの思いを実現させた企画が目白押しなのです。

春イベント「スプリング・ブリック・パーティ」(2023年3月17日~5月7日)に合わせて桜が満開のレゴランド・ジャパン
春イベント「スプリング・ブリック・パーティ」(2023年3月17日~5月7日)に合わせて桜が満開のレゴランド・ジャパン

レゴの世界に入って巨人、怪獣になり切る!

「ビッグマンおもしろフォトスポット」はそんな春イベントを象徴するアクティビティ。全国の観光地を約1000万個のレゴ ブロックを使って再現した「ミニランド」の中に入って写真を撮ることができるのです。

日本中の名所、観光地をレゴ ブロックで再現した「ミニランド」は園内でも屈指の人気エリア
日本中の名所、観光地をレゴ ブロックで再現した「ミニランド」は園内でも屈指の人気エリア

「世界中のレゴランドの中でも初めての試みです!」というのは広報の山本芳美さん。「ミニチュアの世界の中に入れるのはメンテナンスを担うスタッフのみ。入ってもいい、という発想が私たちの中にもなかったんです」といいます。

お客さんが入ると建物などが壊されてしまう恐れがあるから?…と思いきや、決してそうではないとのこと。「万が一お客様がバランスを崩してレゴ ブロックにぶつかると怪我をする危険がある。レゴ ブロックは壊れても直せばいいですが、お客様がお怪我をされてはせっかくの楽しい一日が台無しになってしまいますから」と山本さん。

一方で「ミニランドの中に入ってみたい!」「もっと近くで見てみたい!!」という思いは訪れた人なら誰もが抱く発想です。そんな来場者の夢を実現させるという思いから企画がスタート。ミニランダー(ミニランドの住人)を移動させるなどして通路を確保し、的確に誘導すれば安全は確保できる、と考えて撮影スポットの選定や動線づくりを進め、4か所のフォトスポットを設けることが実現しました。

「ビッグマンおもしろフォトスポット」はミニランドの中の全4ケ所。写真は「東京 渋谷エリア」。列に並ぶ順番制で、特設ブリッジを渡って一組ずつランド内に入れる
「ビッグマンおもしろフォトスポット」はミニランドの中の全4ケ所。写真は「東京 渋谷エリア」。列に並ぶ順番制で、特設ブリッジを渡って一組ずつランド内に入れる

名古屋市役所などがある「名古屋 街エリア」。筆者の取材時は平日午前中で、園内はかなりのにぎわいだったが待ち時間は数分程度だった
名古屋市役所などがある「名古屋 街エリア」。筆者の取材時は平日午前中で、園内はかなりのにぎわいだったが待ち時間は数分程度だった

「名古屋 お城エリア」。名所をふみつぶす怪獣気分で「はい、レゴ!」
「名古屋 お城エリア」。名所をふみつぶす怪獣気分で「はい、レゴ!」

「東京 新宿エリア」。東京スカイツリーや東京都庁などミニランド内でとりわけ高い建物が立ち並ぶエリア。背比べするとミニランドの中の建物の大きさがより実感できる
「東京 新宿エリア」。東京スカイツリーや東京都庁などミニランド内でとりわけ高い建物が立ち並ぶエリア。背比べするとミニランドの中の建物の大きさがより実感できる

「年パスで何度も来ています。すぐ近くで見ると思っていた以上に大きくて迫力がありました!」とは岐阜からやって来ていた2組の母子グループ。

「初めて来た時に一番気に入ったのがミニランド。息子たちはずーっと見ていました。今日は中に入れたのですごくうれしいです」と奈良からの男の子2人連れのご家族。

ミニランドはおよそ1/20スケールが基本。ということはその中に入っていくと20倍に巨大化するということ。平均身長120cmの7歳児なら24mの巨人、怪獣に変身できるのです。

「引きのアングルでできるだけ建物などを入れると、視覚の違和感を楽しめる写真が撮れます。怪獣が町をふみつぶすようなポーズを取るのも楽しい。お客様優先で、私たちもまだあまり中に入っていないので、いろんな方がSNSに上げている写真を見て楽しんでいるところです」と山本さん。まだ新しい催しなので、より面白い撮影法を発明すると、おもしろフォトスポットマスターになれるかもしれません。

スタッフにカメラやスマホを渡せば撮影もしてくれる
スタッフにカメラやスマホを渡せば撮影もしてくれる

大きくなったら今度は小さく! 視覚がバグる「ビッグランド」

巨人になったら次は比率が真逆になる世界へ! 「ビッグランド」はジャンボサイズのレゴ ブロックやミニ(ビッグ?)フィギュアなど、すべてが大きい不思議な空間。通常は手のひらに乗るレゴ ブロックが自動車ほど…何と125倍の大きさに! ミニフィギュアも小学生くらいの背丈にサイズアップしていて、背比べも楽しそうです。

デッカいレゴ ブロックをみんなで持ち上げる!の図
デッカいレゴ ブロックをみんなで持ち上げる!の図

いつもは手の中に収まるミニフィギュアが僕より大きく
いつもは手の中に収まるミニフィギュアが僕より大きく

体験型アクティビティも多彩

ビッグランドの目玉のひとつが「巨大レゴ シティボックス」の「限界突破チャレンジ」。レゴ ブロックを組み立てたり積み上げたりする4種類の体験メニューがあり、それぞれ居合わせた他の子どもたちと協力し合ったり時間を競い合ったりして、一緒に遊ぶことができるのです。

「限界突破チャレンジ」は4つのアクティビティを体験できる。事前予約制で詳細は公式HPを
「限界突破チャレンジ」は4つのアクティビティを体験できる。事前予約制で詳細は公式HPを

この他、オフロード仕様のサーキットでレースに挑戦する「ビルド&レース」、ビッグランド内に3ケ所設置されて合わせて130万個のレゴ ブロックで自由に遊べるレゴ ブロックプールなど、レゴの世界にどっぷりハマれるアクティビティやスポットが大充実しています。

レゴ ブロック商品のパッケージの中に入り込めるフォトスポット。ビッグランドの中に3スポットがある
レゴ ブロック商品のパッケージの中に入り込めるフォトスポット。ビッグランドの中に3スポットがある

新キャラクターのフランキー。ビッグランド内にはいろんなキャラクターが遊びに来て、フォトセッションできる
新キャラクターのフランキー。ビッグランド内にはいろんなキャラクターが遊びに来て、フォトセッションできる

春のイベントに合わせてオープンした和食レストラン「彩」ではひつまぶしやきしめんなど、名古屋めしも食べられる。和食専門の飲食施設は世界中のレゴランドの中で初
春のイベントに合わせてオープンした和食レストラン「彩」ではひつまぶしやきしめんなど、名古屋めしも食べられる。和食専門の飲食施設は世界中のレゴランドの中で初

入園ゲート横に期間限定(~5月7日まで)でオープンしたポップアップショップでは、世界中のレゴの公式グッズを一堂に集めて販売。こちらも世界で初めての試み
入園ゲート横に期間限定(~5月7日まで)でオープンしたポップアップショップでは、世界中のレゴの公式グッズを一堂に集めて販売。こちらも世界で初めての試み

レゴランド・ジャパンは、2~12才がメインターゲットと標ぼうしていることからも、この世代の子どもがいるファミリーのリピーターが多いのが特徴です(筆者も子どもが対象年齢の時は年パスを購入していました)。今回の春イベントは、こうした利用動向にぴったりマッチしたもの。初めての人が楽しめることはもちろんですが、リピーターほどお気に入りのスポットの新たな魅力を体験できるのではないでしょうか。

子どもはお気に入りのモノは何度でもくり返し楽しんでくれ、くり返すほど夢中になってくれるもの。レゴランドビギナーはもちろん、体験者も是非足を運んで、レゴの世界によりディープに入り込んでみてください。

(写真撮影/すべて筆者)

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名古屋ネタライター

名古屋在住のフリーライター。名古屋メシと中日ドラゴンズをこよなく愛する。最新刊は『間違いだらけの名古屋めし』。2017年発行の『なごやじまん』は、当サイトに寄稿した「なぜ週刊ポスト『名古屋ぎらい』特集は組まれたのか?」をきっかけに書籍化したもの。著書は他に『サンデージャーナルのデータで解析!名古屋・愛知』『名古屋の酒場』『名古屋の喫茶店 完全版』『名古屋めし』『名古屋メン』『名古屋の商店街』『東海の和菓子名店』等がある。コンクリート造型師、浅野祥雲の研究をライフワークとし、“日本唯一の浅野祥雲研究家”を自称。作品の修復活動も主宰する。『コンクリート魂 浅野祥雲大全』はその研究の集大成的1冊。

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