気象庁は7月19日、南シナ海で、熱帯低気圧が台風7号「Cempaka」(チャンパカ)になったと発表した。ゆっくりした速さで西へ進み、中国・華南地方に向かう見通しで、日本への影響はなさそうだという。

気象庁の台風情報サイトより(記事掲載時点の情報)
気象庁の台風情報サイトより(記事掲載時点の情報)

 この台風の名前「チャンパカ」が、人気アイドルグループNEWSの楽曲名「チャンカパーナ」に似ていると、Twitterなどで話題になっている。

 NEWSの「チャンカパーナ」は、2012年7月18日発売されたダンサブルな楽曲。「チャンカパーナ」という言葉は、この曲のために作られた言葉で、造語だという。

 一方で、台風7号の名称チャンパカ(Cempaka)は、「ハーブの名前」だと、気象庁の台風の名称に関するサイトに書かれている。

 つまり、台風「チャンカパ」とNEWSの「チャンカパーナ」の響きが似ているのは”偶然の一致”で、関係はなさそうだ。

 ではなぜ、台風の名前が、聞きなじみのないハーブの名前なのか? そもそも、台風の名称はどのように決まるのだろうか? その答えも、気象庁のサイトにある。

台風の名称は各国が提案 日本提案の「コイヌ」「ウサギ」「クジラ」台風も

 気象庁のサイトによると、台風には従来、米国が英語名(人名)を付けていた。2000年以降、北西太平洋・南シナ海で発生する台風の名称は、日本や中国、韓国、タイ、マレーシアなど、そのエリアの14カ国で構成する「台風委員会」加盟国などが提案。発生順にあらかじめ用意された140個の名前を順番に使っている。

92番目に「チャンパカ」がある(気象庁のサイト「台風の番号とアジア名の付け方」より)
92番目に「チャンパカ」がある(気象庁のサイト「台風の番号とアジア名の付け方」より)

 「Cempaka」(チャンパカ)は92番目で、マレーシアが提案した名称だ。気象庁のサイトには「ハーブの名前」としか書かれていないが、Cempakaについてさらに調べると、モクレン科の常緑樹の総称のようだ。花はよい香りがするため、東南アジアでは、香水にも使われているそうだ。

インドネシア版Wikipediaより
インドネシア版Wikipediaより

 ちなみに台風の名前には、日本が提案したものも10種類ある。5番目の「コイヌ」、19番目の「ヤギ」、33番目の「ウサギ」、75番目の「クジラ」などだ。日本が提案した名称はすべて、星座の名前に由来している。