赤羽健壱さん(42)と児玉智洋(42)のお笑いコンビ「サルゴリラ」。同期のお笑いコンビ「ライス」、「しずる」、そして作家・演出家の中村元樹さんとのユニット「メトロンズ」の第2回公演「ミスタースポットライト」(10月6日~10日、東京・赤坂RED/THEATHER)も開催します。新型コロナ禍で失ったもの、そして、得たもの。今の思いを語りました。

コロナ禍でつかみとったもの

児玉:去年からのコロナ禍で一時期は本当に仕事がなくなりました。ただ、それが少しずつ戻ってきたり、また新たなお仕事の形が出てきたりして、今はコロナ禍前の8割くらいにはなった感じですね。

新たなお仕事として出てきた中で大きかったのはオンラインのライブです。ここで新たな可能性というか、活路を見出した部分も大きかったですね。

ただ、先日、赤羽が主催の大喜利ライブをしたんですけど、それはそれで意外な展開がありまして…。

赤羽:そうですね。見てくださった方が4人でした…。出演者は5人だったので、こちらの方が多いという展開で(笑)。

児玉:これも考えようで、オンラインだったらどちらにしても目の前にお客さんはいらっしゃらないので、4人でも1万人でもいっしょですからね。その意味ではダメージを食らわないので助かってます(笑)。

あと、YouTube とか動画系の発信をすることもコロナ禍で多くなったので、編集の勉強もやるようになりました。

それまで映像系の発信自体ほとんどなかったですし、ましてや、それを編集するなんてことは全くなかったんですけど、今は普通に編集やテロップをつけたりはできるようになりました。ここは明らかに新たに加わったパーツですね。

赤羽:それと、これはナマのライブ、オンラインライブ問わずなんですけど、今の世の中だからこそ、僕らの仕事の意味がより一層あるのかなと再認識しました。これまで以上に「楽しかったです!」という声をいただいて、自分の仕事に意味があるという感覚を噛みしめました。

児玉:ま、この前の大喜利は4人だったんですけど…。

赤羽:伸びしろが大きいということだから(笑)。

新たな学び

児玉:期せずしてコロナ禍の中で始まったユニット「メトロンズ」もいろいろと意味を感じることになっています。

今回が2回目の公演なんですけど、前回でいうと脚本を担当したのが「しずる」の池田とオレだったんです。いくら同期と言っても、ネタ作りという非常に入り組んだところまで覗き見るようなことはないので、一緒にやる中で勉強になったことがいくつもありました。

池田は“人に伝える”ということをすごく大切にするんです。丁寧にやるというか。自分でやっていると、いくら思いを巡らせても気づかないところがあるというか、自分だからこそ自分のことに気づけないことがあるということを「メトロンズ」の活動から学んでいる気がしますね。

ありがたいことに、芸人仲間からのお褒めの言葉もいろいろともらっていますし「メトロンズ」はしっかり頑張って形にしていきたいなと。

あと、新たな学びということでいうと、個人的には役者もやってみたいですね。もちろん基本はお笑いなんですけど、自分が一番楽しいのはコントとかで何かを演じている時だなと。だったら、そこを特化させるようなことができたらなと思ってもいるんです。

ムロツヨシさんとか佐藤二朗さんとか、そういう魅力的な人になれたらなと勝手ながら思っています。あと、今後の目標としては赤羽の大喜利もなんとか爆発的な売り上げを…。

赤羽:自分で言うのもアレだけど、爆発的に売るためにはて「EXIT」とか人気者に出てもらうしかないと思うよ(笑)。ただ、配信の世界は天井なしというか、チケットの枚数に制限もないですし、可能性は無限大ですから。「サザンオールスターズ」、ジャニーズ、そして僕の大喜利というくらいチケットが売れる日が来るよう頑張ります(笑)。

(撮影・中西正男)

■サルゴリラ

1979年4月6日生まれの赤羽健壱、79年の11月14日生まれの児玉智洋、そして松橋周太呂で2006年から活動していたお笑いトリオ「ジューシーズ」が松橋の脱退に伴い15年で解散し、16年から赤羽と児玉のコンビ「サルゴリラ」として再始動。NSC東京校9期生の同期「しずる」、「ライス」、そして、作家・演出家の中村元樹とのユニット「メトロンズ」を結成しており、第2回公演「ミスタースポットライト」(10月6日~10日、東京・赤坂RED/THEATHER)を開催する。