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今年は当たり?トゥサンの助っ人が打率トップ 3戦続けて3安打<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
打撃好調のホセ・フェルナンデス(写真:トゥサンベアーズ)

17日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

チャムシル球場ではトゥサンベアーズSKワイバーンズに12-3で大勝。2番のホセ・ミゲル・フェルナンデス選手は3試合連続の3安打。打率4割1分8厘はリーグトップです。

トゥサンは長らく外国人の先発投手が活躍を続け、昨季はジョシュ・リンドブロム投手が防御率1位、セス・フランコフ投手が最多勝を獲得しました。

その一方で外国人の打者に関しては成績が芳しくなく、昨シーズンの場合、ジミー・パラデス選手(元千葉ロッテ)が6月に自由契約となり、途中入団のスコット・バンスライク選手も9月にウエーバー公示となりました。

しかし今季加入したキューバ出身で30歳のフェルナンデス選手はここまで好成績を残しています。ミート力が高く、スイングスピードが速いフェルナンデス選手は主に2番に座り、17日の試合では4打数3安打4得点。7回にダメ押しの3号ソロも放ちました。

トゥサンは主力の左打者、オ・ジェイル、オ・ジェウォン両選手が成績が上がらず登録抹消中ですが、新戦力のフェルナンデス選手は開幕からここまで好調で、決勝打もリーグトップタイの4本と勝利に貢献しています。

以下が全5試合の結果です。

◇4月17日(水)の結果

・トゥサン 12- 3 SK(チャムシル)

 勝:ユン ミョンジュン

 敗:サンチェス

・KT 5- 8 ハンファ(スウォン)

 勝:チャド・ベル

 敗:ペ ジェソン

・サムスン 3- 5 キウム(ポハン)

 勝:キム ドンジュン

 敗:ペク チョンヒョン

・ロッテ 8- 6 KIA(プサン)

 勝:ソン スンラク

 敗:キム ユンドン

・NC 4- 2 LG(チャンウォン)

 勝:シン ジョンラク

 敗:ペ ジェファン

⇒ 2019年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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