Jリーグの放映権を獲得した「DAZN(ダ・ゾーン)」がもたらす3つのボーダレス化

今夏からサービスを開始する「DAZN(ダ・ゾーン)」のロゴ

Jリーグは2017年からの放映権について、イギリスのデジタルメディア企業パフォームと10年間で2,100億円の契約を結んだことを発表した。

Jリーグが大型放映権契約=英企業と10年2100億円―インターネット配信軸に

出典:時事通信

ちなみに6月9日に日刊スポーツが報じた放映権の金額は、5年で500億円だった。

J放送権料倍増500億円 英企業と5年大型契約へ

出典:日刊スポーツ

この40日間の交渉で、1年平均の放映権料が単純計算で倍増したことになる。Jリーグのコンテンツが世界に認められた証と言ってもいいだろう。

気になる価格だが、パフォームに関する英語の記事を検索すると、昨年アメリカのCNBCが『月額10米ドル』と報じている(ソースはこちら)。放映権料が元の価格より高騰したこともあり、若干の上乗せがあるかもしれないが、現在のスカパー!の月額料金より確実に安くなるはずだ。

「DAZN(ダ・ゾーン)」がもたらす3つのボーダレス化

パフォームが提供するライブストリーミングサービス「DAZN(ダ・ゾーン)」がJリーグの放映権を獲得したことで、スポーツ好きの人々のライフスタイルは劇的に変わることになるだろう。

その変化を『3つのボーダレス化』と評して解説したい。

視聴環境のボーダレス化

携帯の通信環境が日本中で整備され、スマホ普及率も格段とアップした現代において、いつでもどこでもスポーツをライブで視聴できるサービスが提供される意義は非常に大きい。

例えば週末にデートでディズニーランドに行くことになったとしても、待ち時間が100分を超えるような人気のアトラクションであれば、待っている時間内でスマホを片手にサッカーの試合が丸ごと1試合観れるわけだ。

視聴競技のボーダレス化

サッカーに限らず、野球やテニスなど多くのジャンルのスポーツをワンプライスの定額料金で見放題になる点も大きい。

現在、CS放送の有料チャンネルで全てのスポーツジャンルを契約すると、月額で1万円近い金額を支払うこととなるが、ダ・ゾーンはインターネットを介した配信を行うことで、破格の料金を提示してくることになるだろう。

配信先のボーダレス化

まずは日本国内での契約が発表されたが、世界中でサービスを提供しているグローバル企業のパフォームが日本でのサービス開始を試金石として、今後グローバルにサービスを展開していくのは容易に想像できる。

どのような契約形態で海外でもJリーグが見れるようになるのかはわからないが、Jリーグの放映権が海外でも売れる日が数年後に来ることはほぼ確実だろう。

Jリーグが迎える一大転機

放映権がスカパー!からダ・ゾーンに移ることで、Jリーグはこれから一大転機を迎えることになる。新時代の幕開けと言っても過言ではない。

ダ・ゾーンの契約価格、放映対象のスポーツジャンル、視聴環境の詳細などは今後随時リリースされてくるだろう。いちJリーグのサポーターとして、今後もダ・ゾーンの動向は見守っていきたい。