大型で非常に強い台風24 号が沖縄で猛威を振るっています。30日(日)にはさらに発達し、「非常に強い」勢力で西日本に上陸、その後列島を縦断するおそれが高まっています。

台風24号の現況

29日(土)18時時点の中心気圧は950hPa、最大風速は45メートルで、台風の階級として上から2番目に強い「非常に強い」勢力です。

沖縄本島・南城市では史上1位の記録となる56.2メートルの最大瞬間風速を観測しました。沖縄では約19万世帯(16時時点)が停電しているほか、大規模な冠水が発生、また窓ガラスが割れたり、看板が吹き飛ぶなどして、けが人もでているもようです。

予想進路

24号の予想進路図 (画像元:気象庁)
24号の予想進路図 (画像元:気象庁)

24号は今夜にかけてさらに勢力を強めながら沖縄付近を北上し、30日(日)朝には奄美地方に最接近する見込みです。その後午後までに九州・四国・紀伊半島周辺に上陸し、1日(月)には台風のままで東北や北海道へと進むおそれがあります。

史上5番目の台風か

24号の30日(日)昼頃の中心気圧は940hPa、最大風速は45メートルで「非常に強い」勢力と予想されています。

画像元:気象庁
画像元:気象庁

もし940hPaで上陸すると、1993年13号以来の強さで、また観測史上5番目に低い気圧での上陸となります。

かつて940hPaで上陸したどの台風も、大規模な風水害を発生させています。特に1965年23号は150名以上の死者を出し、1955年22号は200人以上の負傷者を出した「新潟大火」の原因ともなったほどです。24号による被害も甚大なものになるおそれがあります。

変化する台風の目

ところで24号は、発生時から目の形をいろいろと変化させています。

当初、台風の目は「ピンホールアイ」と呼ばれる点のような形でした。しかしフラフラする動き(トロコイダル運動)とともに、目の形が変化(アイウォール世代交代)し、急にくっきり、そして大きくなったのです。

気象庁のレーダー画像に筆者加筆
気象庁のレーダー画像に筆者加筆

29日(土)15時台のレーダーを見ると、目があまりに大きいために沖縄本島に雨域がかかっていません。このように通常よりも目が大きく、まるでドーナツやタイヤのような左右対称の形をしている台風は「環状台風」と呼ばれ、一般的に強い勢力であることが多いです。

次の台風も接近か

下の予報円が25号 (画像元:気象庁)
下の予報円が25号 (画像元:気象庁)

24号の被害が懸念される中、グアム沖ではすでに次の台風25号が発生しています。25号は24号と同じような進路をとる見込みで、来週末に日本列島に接近するおそれがあります。

追記(12/3):当初24号は、9月30日に「非常に強い」勢力で和歌山県田辺市に上陸したとされていましたが、その後「大型で強い」勢力での上陸と修正されました。