農家にとってタネとは何だろうか 其の壱

お米づくりに使用される種籾(たねもみ)(写真:アフロ)

 農家にとってタネとは何だろうか?有機農業の現場に関わり10数年になるが、有機農産物の流通の大規模化が起こり、農家側は有機農業といえども単一作物を大量に生産する必要性に直面している。固定種や伝統品種などは画一的に育たないので、ほとんどの有機農家が交配品種を使用する。生活の維持を第一の目的とすれば仕方が無いことと言えるかもしれない。

 とはいえ慣行栽培の現場も厳しい。慣行栽培農家の最大の出荷先の一つは農協だが、農協出荷農家は、種子は農薬や化学肥料とセットで農協から配布される農業資材である。

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食べ物、生命の根幹である農の世界には、食と農の未来を考える上で宝物のようなアイデアが豊富にあります。本企画では農家ジャーナリストとして研究する立場から現代の農業の潮流や政策をとらえ食と農のこれからを考えます。世界で注目されている小農や家族農業、アグロエコロジー、SDGsも紹介し、持続可能な食と農のイメージをお伝えします。また食べ物の栽培や歴史から流通、農協改革や持続可能な観光まで幅広く取り上げます。

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農・食・地域の未来を視点に情報発信する農家ジャーナリスト。京都市・京北地域の有機農家。京都大学農学研究科に在籍し世界の持続可能な農や食について研究もする。NPO法人AMネットではグローバルな農業問題や市民社会論について分析している。農場「耕し歌ふぁーむ」では地域の風土に育まれてきた伝統野菜の宅配を行いレシピと一緒に食べ手に伝えている。また未来の食卓を考えるための小冊子「畑とつながる暮らし方」を知人らと出版(2013年)。ヤフーニュースでは、農家の目線から農や食について語る「農家が語る農業論」、野菜の文化や食べ方を紹介する「いのちのレシピ」持続可能な旅を考える「未来のたび」などを投稿する予定。

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