猫飼いPCユーザー待望の特許発明:「温熱キーボード・デコイ」

出典:米国特許公報(10392825号)

ツイッター経由で、猫を飼っているコンピューター・ユーザー待望の発明が米国で特許化されたことを知りました。特許番号は10398125号、発明の名称は「Laptop or keyboard simulating pet bed(ラップトップPCまたはキーボードをシミュレートしたペット用ベッド)」です。本日(米国時間9月3日)の登録です。

発明の内容は、タイトル画像から自明と思います。

ヒーター内蔵のラップトップPCまたはキーボード型のベッドで猫が本物のPCの上に乗っからないようにするための「デコイ」として機能します。猫が乗ってキーボードが押された時のみヒーターが作動します。オプションとしてキーボードのクリック音を出すこともできます。

明細書の「背景技術」の欄には以下のように書かれています(抄訳は栗原による)

ペットの飼主、特に、猫の飼主は、コンピューターを使おうとした時に、ペットがキーボードの上に乗ってしまうことを経験している。これは甘えの行動である、あるいは、自分を邪魔しようとしているのであると考える飼主もいるが、キーボードが熱を持ち、かつ、側でペットにとって興味深い行動が行なわれているという理由の方が大きいであろう。

通常、飼主がコンピューターに向かったときにはキーボードを使用したいので、キーボードをシミュレートしつつ、より暖かく、興味深い音、光、触覚を提供し、ペットの気をそらすデバイスが必要である。そのようなデバイスをコンピューターの側に置くことにより、ペットに長時間の暖かさ、快適性、楽しさを提供し、実際のコンピューターからペットを遠ざけることができる(以下略)。

まさに、必要は発明の母という感じかと思います。

追記:元ツイートの方にも(当然予想されるように)いろいろ突っ込みが入っています。

「猫の目的はあなたを邪魔することなのでデコイは意味がない」(これは私もそう思います)

「腹デコイもよろしく」

「ブロックチェーンの要素を加えた方が投資を受けやすいと思います」

「ついに役に立つ特許が!」 などのネタツイートが見られます。

日本IBM、ガートナージャパンを経て2005年より現職、弁理士業務と知財/先進ITのコンサルティング業務に従事、『ライフサイクル・イノベーション』等ビジネス系書籍の翻訳経験多数 IT系コンサルティングに加えてスタートアップ企業や個人の方を中心にIT関連特許・商標登録出願のご相談に対応しています。お仕事のお問い合わせは http://www.techvisor.jp/blog/contact または info[at]techvisor.jp から。【お知らせ】Skype/Chatworkによる特許・商標の無料相談実施中です。詳しくは上記お問い合わせ先から。

有料ニュースの定期購読

栗原潔のIT特許分析レポートサンプル記事
月額880円(初月無料)
週1回程度
日米の情報通信技術関連の要注目特許を原則毎週1件ピックアップし、エンジニア、IT業界アナリストの経験を持つ弁理士が解説します。知財専門家だけでなく一般技術者の方にとってもわかりやすい解説を心がけます。特に、訴訟に関連した特許やGAFA等の米国ビッグプレイヤーによる特許を中心に取り上げていく予定です。

あわせて読みたい

Facebookコメント

表示

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対してヤフー株式会社は一切の責任を負いません。

ニュースのその先に ドキュメンタリーで知る世界へ