Appleのリア充向けイヤホン特許について

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6月2日に、Appleが” Earphones with cable orientation sensors”という米国特許を取得しました(単なる公開ではなく権利化です)。特許番号は9,049,508です(まだ、Google Patent Searchに載っていないのでUSPTOサイトへのリンクを貼りました)。

特許技術の主な目的はステレオイヤホンを片方ずつ2人で聴いている状態を検知して自動的にステレオモードからモノラルモードに切り替えるというものです。左右でまったく異なる音を再生するようにするという利用パターンも記載されていますが、現実にはあまり使い道はないと思います。

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検知方法としてイヤホンのケーブルが左右に分かれる部分の角度を圧力センサー等で計測し、左右に引っ張られている状態になっていれば2人で聴いていると判断する例が挙げられており、権利化もされています。

自分はあまりないですが、外でイヤホンで音楽を聴いていて、その曲を隣にいる人と一緒に聴きたくなったというリア充的シチュエーションでは有効かもしれません。ただ、真のリア充の人でもそういうシチュエーションがそれほど頻繁にあるとも思えませんし、ステレオのままでも一応音楽は楽しめますし、どうしてもモノラルにしたければ別途手動で切り替えるスイッチを用意しておけば済む話なので、これだけではそれほど価値がある特許ではないという気がします(分割出願が別の観点で権利化される可能性もありますが)。

追記:特許図面に使用例があればおもしろかったのですが残念ながらありませんでした。代わりに使用イメージにぴったりのフリー素材(Creative Commons)があったので貼っておきますね。しかし、真のリア充で相手と密着しているとイヤホンのY字部分が引っ張られないのでセンサーが検知できないのではないかという気もします。

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